みなさんこんにちは♪宮城県の大郷町歯科医院の歯科衛生士の松倉です。
最近は少し気温が上がってきましたがまだまだ寒い日が続きそうですね。これから冬から春に変わっていく季節の変わり目になるので、みなさん風邪をひかないように気をつけてくださいね!
最近、私は引っ越しをして部屋が新しくなりました。前の部屋と違うので慣れないことが多くありますが、これから自分が暮らしやすいように変えていこうと思います。4月からまた気を引き締めて頑張っていきたいです。
「フライト前にちゃんと治療すれば大丈夫です」と、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のフライトサージャン(宇宙航空医学の医師)が言っています。むし歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫です。
宇宙飛行士は、打上げの前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか、歯科医師に検診を受けるそうです。
宇宙空間で着る宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。
宇宙飛行士はこの減圧環境で作業をして、宇宙船の中では宇宙服を脱ぎ1気圧の中に戻る、ということを繰り返すのですが、もしむし歯や不十分な治療の歯があると、それらが原因でできた空洞の中の空気が減圧させるときに膨張し、歯を内側から圧迫するため酷い歯の痛みが出てくる可能性が高くなります。
スペースシャトル「エンデバー号」の日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんは「95年の選抜では親不知とむし歯の治療をしないままに2次選抜に臨んだため、不合格通知の紙にはしっかりと『歯科治療の必要を認める』という一文があった」と話されています。
もしも、宇宙で歯が痛くなったら、まず痛み止めの薬を飲みます。どうしてもそれで痛みを抑えることができない場合には、フライトサージャン(医師)の指導の下、他の宇宙飛行士が歯を抜く可能性があります。無重力の状態で歯を削るような治療をしたら、水分や削った粉が飛び散って大変なことになりますし、歯を削る装置は現状では宇宙にありません。
当時、国際宇宙ステーションの船長を務めた宇宙飛行士の若田光一さんによれば、「歯を抜く訓練は、地上にて受けている」とのことです(『宇宙飛行』若田光一著より)。
むし歯予防をすることは誰にとっても大切なことですが、 将来のために、特に宇宙飛行士を目指す方は、しっかりケアをして、できるだけむし歯をつくらないように頑張りましょう 。