みなさん、こんにちは。
大郷町歯科医院、院長の室月です。
みなさんはお口の中が腫れた経験はあるでしょうか。
よく聞く「炎症」という言葉。
これは一体どのようなものなのでしょうか。
今日は「炎症」について詳しくお話ししていきます。
1 炎症の定義
炎症とは、「起炎刺激因子やそれによって生じる傷害組織に対する、生体の防衛的、修復的局所反応」と定義されます。
炎症は、本質的には生体にとって有利な自己防御的反応であって、多くはこの範囲内の反応(生理的炎症)ですが、この範囲を逸脱し、生体に病的苦痛や傷害を与える場合(病的炎症)を、炎症性疾患とよびます。
2 炎症の経過
炎症の開始から終息までは、ほぼ定まった経過をたどり、
第1期:局所の組織傷害
第2期:局所の循環障害と血漿タンパクの滲出・炎症細胞の浸潤
第3期:有害物質の除去と組織の修復
の3期に大別されます。
3 炎症の分類
炎症は、一般に、経過や組織学的特徴、発生機序により分類されます。
経過からは、早期に炎症が終息する急性炎と、 組織の傷害が長期化した場合や、原因・有害物質の除去が遅くなり炎症が遷延した慢性炎に大別されますが、時に亜急性炎という分類も用いられることもあります。
組織学的には、滲出反応や増殖反応の程度により分類されて、発生機序からはアレルギーの関与の有無によって分類されることが多いです。
4 炎症の原因
炎症の原因は生物と無生物に大別されます。
物理化学的な要因の場合には、その性状や濃度、作用時間によって炎症の程度が左右されます。
感染症の場合には、病原体の種類や量によって炎症反応の性状が異なります。
また、アレルギー(とくに急性) では、時に、ほかの起炎刺激よりも強い炎症反応が起こることがあります。
1)物理的因子
機械的刺激、温度(温熱・寒冷)刺激、電気的刺激、放射線、粉塵などがあります。
2)化学的因子
有機・無機の起炎刺激物質をさします。
しかし、細菌性・動物性・植物性毒素の作用も化学的といわれます。
3)病原性微生物
ウイルス、クラミジア、リケッチア、細菌、真菌、スピロヘータ、原虫などの病原性微生物が感染することにより、炎症が惹起されます。
これらの病原性微生物由来の毒素や酵素が、直接炎症を引き起こす場合以外に、病原体がもつ抗原がアレルギー反応を誘発する場合があります。
4) アレルギー反応
免疫反応が原因となって生体に不利な状況が生じる場合をアレルギーとよび、アレルギー反応に起因する炎症がアレルギー性炎であります。
I, II, III, IV型アレルギーで、おのおの特有の炎症反応が起こり、特有の組織変化を起こします。
いかがでしたでしょうか。
炎症が起きると誰もが不安になるかと思います。
心配に思われた方は是非ご相談ください。