器材の消毒・滅菌について

こんにちは!大郷町歯科医院歯科助手の大杉です。皆さん近頃どのようにお過ごしでしょうか?

最近「悲観は気分、楽観は意思」という言葉を知りました。アランというフランスの哲学者の言葉です。

これは「悲観は自然に湧く気分で制御が難しいけれども、楽観は自らが選択する意思・態度である」ということです。アランは、幸福は「待つものではなく、つくるもの」と考え、幸福は偶然に訪れるものではなく、意志による結果であると説きました。日常で困難や不快なことに直面しても、意志をもって希望を選び、前向きな態度を貫くことが幸福につながるという考え方だそうです。

もちろん、楽観的に考えれば物事が解決するというわけではありません。「病む」という言葉をよく使う方もいますが、病んでしまってはロジカルに考えることができなくなります。その「病む」というエネルギーを、一度別の方向に向けるという土台が大事で、その後、問題解決に向けて考えればいいのです。

アメリカで行った調査では、日本人とフランス人は先進国の中でも悲観的な国民性という結果もあるようです。似ている考え方の哲学者の言葉は響くのかもしれませんね。

 

さて、今回は「消毒・滅菌について」お話させていただきます。

 

 

上記はスポルディングの分類といい、汚染による感染の危険度に応じて医療器材を3段階に分類したものであり、それぞれに応じた処理水準が指定されています。処理水準を上げる分にはいいですが、下げることはできません(上記であればミラーを高圧蒸気滅菌するなどは◯)。

 

”消毒”は、「生存する微生物の数を減らすために用いられる処置法で、必ずしも微生物をすべて殺滅したり除去するものではない」とされています。微生物の数を減らして感染性を下げることを目的としています。

”滅菌”は、微生物が生育できる可能性を限りなくゼロに近づける操作であり、医療や製薬分野で特に重要です。国際規格ISO 11139では、滅菌は「微生物が存在しない状態にする検証された工程」とされています。現実には完全な無菌を保証することは困難なため、通常は微生物の生存確率を極めて低くすることを目的とします(Wikipediaより)。

 

消毒薬や滅菌機を使用する際にはポイントを押さえておかないと正しく使用することができません。まず、消毒を行う器材は事前に洗浄によって汚染物を除去してから消毒することが基本であり、汚染物を除去しないで消毒を行うと汚染物が固着してしまう危険性(=消毒が不完全になる)がありますし、滅菌機(オートクレーブなど)を使用する際には以下に注意する必要があります。

 

滅菌機使用の原則

①滅菌する器材は十分洗浄する

②器材を十分乾燥させる(濡れている部分は温度が上がりきらず滅菌できない)

③積載量は70%以内

④被滅菌物を積み重ねない

⑤滅菌バッグはフィルム面を上に設置する

⑥乾燥不良は再滅菌が必要(すぐに微生物に汚染されるため)

 

上記以外にも、滅菌バッグを再利用しない・ペンの油分で汚染されるため滅菌バッグの紙の部分に文字を書かない・滅菌バッグを破損させるような取り扱い(折り曲げる、輪ゴムでまとめる)はしないなど、消毒・滅菌後にも気を付けないといけない点が複数あります。

 

「いつも使われているあの器材はしっかり処理されているものなのか?」と気になる方はスタッフまでお気軽にお声がけください。