マウスピースの保管方法

 

みなさん、こんにちは( ´ ▽ ` )

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

今回は、マウスピースの保管方法についてお話ししていきたいと思います。

マウスピースは、歯ぎしりや噛みしめをしている方や、顎関節症の方が使用します。歯ぎしりや噛みしめることをブラキシズムと言います。マウスピースは、歯のすり減りや、歯が割れる、歯がしみる、セラミックなどの被せ物や詰め物を保護する役割があります。

マウスピースは消耗品なので、汚くなったり、穴があいたりしたら作り変えてもいいものです。保険適用で、半年に1回は作り直しが可能です。反対に、作ってから半年以内は、穴があいても失くしても保険適用での作り直しはできません。私もセラミックの被せ物が入っているのと、疲れていたりストレスがあると寝ている間に歯を噛みしめていることがあり、朝になると顎周りが強張っていることがあるので、4〜5年前からマウスピースを使っていますが、3回ほど作り直しをしています(^-^)

歯ぎしり、噛みしめ用のマウスピースは2種類あり、それぞれ保管方法が違います。ご自身がどちらを使っているか確認し、保管するようにしましょう。

ほとんどの方が使っているソフトタイプは、両手でぐにゃぐにゃと曲げることができます。素材はシリコンで、お湯など熱湯で簡単に変形してしまうので、熱いお湯などは絶対に使わないでください。また、ソフトタイプは、使っていないときは乾燥させておくので、ケースは、穴があいたものを使います。当院では、専用のケースを販売していますので、購入ご希望の方はスタッフにお声がけくださいね(^O^)ケースの例↓↓

お口の中で使うものなので、どうしても汚れてきます。そのような時は専用の洗浄剤を使いましょう。当院では、スプレータイプの洗浄剤を販売しています。マウスピース全体に吹きかけて、手で揉むように洗い、流水下で流してください。当院では販売はありませんが、市販では、錠剤のつけおきタイプの洗浄剤もあります。水やぬるま湯に洗浄剤(錠剤)を入れて数時間放置します。毎日使うと、マウスピースの劣化につながる可能性があるので、週に1回〜3回程度にしましょう。洗う際の注意点は、歯ブラシや歯磨き粉は絶対に使用しないでください。小さな傷がつき、そこから細菌が繁殖してしまいます。必ずスプレータイプや錠剤の専用のものを使用しましょう。

続いてハードタイプです。ガラスのように硬いタイプになります。ソフトタイプですぐ穴があいてしまったり、顎関節症の症状改善に使われることがあります。(ソフトタイプも顎関節症の治療に使われます)

ハードタイプは、ソフトタイプとは逆で、乾燥させると変形する場合があります。タッパーなどで構いませんので、使わないときは、水につけて保管してください。

同じかお口の中で使うものなので、洗浄して使いましょう。洗浄方法はソフトタイプと同じです(^O^)

まとめ

ソフトタイプは乾燥させて保管する!

ハードタイプは、水につけて保管する!

保管方法が真逆なので、気をつけましょう!