口腔機能低下症とは?今こそ知っておきたいお口の機能低下

みなさんこんにちは😃宮城県大郷町歯科医院の歯科衛生士・松倉です。

最近は梅雨に入ったこともあり、湿度がとても上がってきましたね。だんだんと夏に近づいてる気がします。

私は夏野菜が大好きなのですがその中でもとうもろこしが特に大好きなので、これから沢山食べられるのかと思うとワクワクします♪

蒸して食べたり、炊き込みご飯にしたら天ぷらにしてとうもろこしを堪能したいと思います。

今日は「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」についてお話しします。

「最近、うまく噛めない」「飲み込むときにむせることが増えた」そんなことはありませんか?

口腔機能低下症とは、年齢を重ねるなどしてお口の機能が少しずつ低下していく状態のことをいいます。

特に高齢者の方に多く見られますが、若い方でも生活習慣や病気などが原因で起こることがあります。

お口の機能には、「噛む」「飲み込む」「話す」「唾液を出す」など様々な役割があります。

これらが衰えると、食事がしにくくなったり、誤嚥性肺炎のリスクが高まったり、栄養不足や体力低下につながる恐れもあります。

さらに、お口を動かす機会が減ると、認知機能の低下にも影響があると言われているんですよ。

では、口腔機能低下症を防ぐために私たちができることは何でしょうか?

まず大切なのは、日頃から自分のお口の状態に気づくことです。

例えば、以前より噛むのに時間がかかる、舌が回りにくい、滑舌が悪くなったと感じたら要注意です。

歯科医院では「オーラルフレイル検診」や「口腔機能検査」などで、現在の状態をチェックできますので、気になる方はぜひご相談ください。

また、お家でできる予防としては、お口の体操(口腔体操)を習慣にすることがおすすめです。

例えば、「パタカラ体操」という有名な方法があります。

「パ・タ・カ・ラ」と大きく口を開けて発音することで、舌や唇の筋肉を鍛えることができます。

さらに、よく噛んで食べることもとても大切です。

柔らかいものばかりではなく、歯ごたえのあるものを意識して食べるのも効果的ですよ。

お口の健康は、全身の健康につながっています。

口腔機能低下症は、早期に気づいて対策をすることで進行を防ぐことができます。

「年齢のせいだから仕方ない」と諦めずに、一緒にできることから始めていきましょう。

当院では、口腔機能を守るためのサポートを行っています。

気になることがあれば、遠慮なく歯科衛生士にご相談くださいね!