歯石を取る理由について🦷

みなさんこんにちは!大郷町歯科医院の歯科衛生士の有見です☀️
梅雨の季節が近づいてきましたね☔️
大雨が降ると夜の運転が怖いのであまり降ってほしくないな…と思います!
梅雨が終わってしまえば、夏🌻になりますのでそれは楽しみです😄✨
私もですが、雨の日の運転はお気をつけくださいね!😭

今回は、定期的に歯石を取らないといけない理由や、実際にどのように歯石を取っているのかお話ししたいと思います!

まずは、歯石とは何かを説明します!
歯石とは時間を経て歯垢が硬くなった物です。歯垢がついたままになっていると唾液の中に含まれるカルシウムとリンによって硬い歯石になります。
歯石には縁上歯石と縁下歯石の2種類が存在します。
縁上歯石とは歯肉(歯茎)の上に存在する見える歯石、縁下歯石とは歯肉(歯茎)の下の見えないところに存在する歯石です。
縁上歯石の方が柔らかく取りやすく、縁下歯石の方が硬く歯の表面に食い込んでいるため取りにくい歯石になります。
縁上歯石は乳白色から黄色で、縁下歯石は黒色をしています。

次に歯石を取る理由です🦷
歯石そのものは全く悪いものではありません。実は歯石自体に害はないです!
歯石を抗生剤などで処理をすると体の細胞に悪さをしないという報告もあります。
歯石そのものには害がありませんが、歯石は表面がざらざらでゴツゴツしているので汚れが付着しやすいのが特徴です。
ざらざらゴツゴツしている場所は、細菌の塊であるプラークの溜まり場になりやすいです。
歯石表面の細菌、プラークだけを取り除くことはできないので歯石ごと一緒に取ります。

歯石の取り方には大きく分けて2種類あります!
超音波スケーラーと言われる機械を使用して取り除く方法と、ハンドスケーラーという道具を使用して手の力で取る方法です。
主に縁上歯石を取る時には超音波スケーラーを使用し、縁下歯石を取るときにはハンドスケーラーを使用します。
どちらも歯周組織を傷つけないよう繊細な器具のコントロールが必要になります。

超音波スケーラーは、超音波の振動で歯石を粉砕しています。
ハンドスケーラーは、スケーラーの先の刃部で歯肉を傷つけないよう、歯石を弾くように使用します。
主に縁下歯石を取る時に使いますが、縁下歯石があると歯周ポケット内に炎症が起きていて触ると痛みが生じる場合がありますので、麻酔をして歯石取りを行なっています。

みなさんも定期検診で歯石取りを行い、お口の健康を守りましょう!🦷✨