みなさん、こんにちは!
大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。6月になり、暖かい日、もしくは暑い日が増えてきましたね!(^^)これからどんどん夏に向けて暑い日が増えてきます。そこで、今回は日常的に飲む飲み物についてのお話です。
歯医者さんから、水分補給の話?と疑問にもつ方もいるかもしれませんが、夏の水分補給は、歯医者さんが危険視する時期です。
というのも、水分補給というと、みなさんは何の飲み物をイメージするでしょうか?そして、実際には何を飲んでいますか?
お茶、お水、スポーツドリンク…
歯医者さんが危険視をするのは、糖分が含まれている飲み物です。特に運動をしていなくても、束の間の休憩にスポーツドリンクを飲んでいたり、見た目は水でも味がついている飲み物(りんご水など)など飲んでませんか?
特にスポーツドリンクは、運動などで身体が動いているときや、動く前、動いたあとに飲む飲料で、日時生活で飲むのには、糖分が多く、かなり危険な飲み物です!
むし歯菌のエサとなる糖分が多く含まれています。スポーツドリンクは、運動をするときに発汗などにより身体から消費される水分やミネラルを補給するものです。主に、糖分、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどが入っています。
頻繁に日常生活でスポーツドリンクを飲んでいると、常にお口の中が糖分により酸性の状態になり、歯が溶け続け、むし歯を作ってしまうのです。さらに他には糖分摂取により肥満の原因になったり、糖分依存症になる可能性もあります。
夏になると、暑さや熱中症予防、脱水症状予防でスポーツドリンクを飲む機会が増えると思いますが、身体を動かすとき、動かしたあとなど適切なタイミングで摂りましょう。
それ以外は、お水やお茶がいいです。
夏が過ぎて、秋〜冬になるとむし歯になったお子さんが歯医者さんに来るのはよくあることです。もちろんスポーツドリンク以外にも、1年で一番長期間学校がお休みになる夏休みがあり、好きなタイミングでお菓子やジュースを飲むことができるのも夏が過ぎてむし歯が増える原因です。学校に行っているときは、好きな時間にお菓子やジュースは飲めないので、お家にいるときより、自然に糖分摂取のコントロールが上手くできています。
また、お子さんに「喉が乾いた!」と言われて、りんごジュースやカルピスなど与えている家族は今すぐやめましょう。公園やショッピングモールでよく見かける光景です。水分補給は、必ずしも糖分が入っている必要はありません。
暑くなってきた季節、飲み物に注意しながら、しっかり体調管理をしていきましょう!