入れ歯のケアについて

 

みなさん、こんにちは(^^)

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

3月になりました。年度末ですね。

プライベートでは、姪っ子が保育園を卒園します。来月から小学生ということで、もう小学生か〜!と月日が経つのを感じます。最近は、こういう服がほしい!とオシャレに目覚め、叔母さん(私)買ってあげちゃいます(^з^)-☆今時の小学生はオシャレな子が多いですよね。無事卒園して早く新しい環境になじめるといいなと思います。

さて今回は、入れ歯のケアの方法をお話しします。当院は、地域柄ご高齢の患者様が多く、入れ歯を使っている方が多いと思います。

入れ歯も、”物”ですので、もちろん永久に使えるわけではありません。歯ぐきが痩せて合わなくなってしまったり、落として壊してしまったり、、色々な理由で、作り直すこともあると思います。しかし、しっかり手入れをして使えば長く使えるものでもあります。

入れ歯のケアの方法についてお話しします。

まず、就寝前に入れ歯は外して洗浄し、保管をしましょう。歯科医師の指示によっては、つけっぱなしで寝てくださいということもありますので、その場合は従ってください。特に、1本入れ歯など小さな入れ歯は、つけたまま寝てしまうと、お口の中で外れたときに大変危険です。

入れ歯は、外したら洗う習慣をつけましょう。流水下(水で流しながら)で、入れ歯専用のブラシでこすります。当院では、入れ歯専用のラクシデントというブラシを販売しておりますので、よろしければお買い求めください。

洗うときの注意点は、4つあります。

1つ目は入れ歯の持ち方です!

部分的につまむように持ってしまうと、バネが曲がってしまったり、入れ歯が割れてしまう可能性があります。小さな入れ歯も大きな入れ歯も必ず、手のひらで包むように持ち、その上でブラシでこすって洗いましょう。

2つ目は力強くこすらないことです。

入れ歯に小さな傷がついてしまうこともありますので、硬いブラシでこするときは、力加減に注意しましょう。

3つ目は歯磨き粉を使ってはいけないことです。

歯磨き粉には、研磨剤と言って歯の汚れを落としやすくする成分が入っている物が多く、入れ歯につけてこすると小さな傷がつき、そこから汚れがつきやすく落としにくくなります。

バネがついている入れ歯の方は、バネの内側に歯垢がつきやすいので、細かいところまで汚れを確認し、キレイにしましょう。

4つ目は、洗う場所です。

洗面台で洗うことが多いかと思いますが、誤って入れ歯を落としてしまうと割れてしまうことがあります。桶などに水を入れて、その上で洗浄することをオススメします。また、小さい入れ歯をお使いの方は、落として排水溝に流れてしまった…とお聞きすることもあります(>_<)取れた銀歯なども落として流してしまったとお聞きしますので、その点はご自宅で工夫しましょう。

終わったら、全体を軽く水で流して終了です。

また、夜は洗浄剤などにつけ置きでよりキレイにすることができます。

せっかく作った入れ歯なので、大事にケアし、長く使用できるようにしましょう。もちろん、入れ歯を大切に扱っても、お口の中の清掃が不十分であれば、歯周病やむし歯になって入れ歯が合わなくなることもありますので、入れ歯を使用している方こそ、定期検診を受け、今ある歯をしっかり残していきましょう!