知覚過敏について

みなさん、こんにちは(^^)

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

12月になり、今年も残すところ1ヶ月となりました。最近では通勤するときに、ダウンを着ています。冬の装備って感じです 笑

また、寒くなると体調を崩しやすいのでみなさん気をつけましょう!基本は外から帰ったら手洗い・うがいです!

さて今回は、知覚過敏についてお話しします。

寒くなってきた今、実は知覚過敏の人がちょっと増えるんです(o_o)なぜかと言うと、寒くなると空気や風が冷えることで痛みを感じやすくなったり、寒くて歯を食いしばることで歯の1番外側のエナメル質が削れてしまうからです。

知覚過敏の原因は、その歯の外側のエナメル質が削れて、象牙質が露出してしまうことです。

エナメル質が削れる理由は、歯ぎしり、食いしばりによるもの、歯ブラシの磨く圧が強いことです。

歯ぎしりや食いしばりは、特に寝ているときに無意識に起こることがあります。ご自身で気がつく方もいれば、ご家族から指摘されてから気がつく方もいます。寝てる間の歯ぎしり、食いしばりは意識的に改善することが難しいので、マウスピースを作成し、寝てる間に装着していただくという方法があります。

歯ぎしり、食いしばり用のマウスピースは保険診療で作ることができるのでご相談ください。しかし、一度作るとそこから半年間は、作成することができません。一度作成してから半年以内にもう一度作成するには、保険診療外になります。

歯ブラシの圧が強くて歯が削れてしまう方は、まずは歯ブラシの硬さを見直しましょう。硬い歯ブラシを使用している方は、普通か柔らかい歯ブラシに変更しましょう。ただ、硬い歯ブラシを使っている方が急に柔らかい歯ブラシに変更しても、磨いている感じがしないという理由で余計に強く磨いてしまったり、歯ブラシが1週間ほどで毛先が広がってしまう場合があるので、硬い→普通→柔らかいと段階を踏んで変更することをおすすめします。また、磨いている感じがしないという場合は、歯科医院で染め出し液を使って歯垢の残り方を確認することをおすすめします。力強く磨けば歯垢が落ちるわけではないので、根本的に歯科衛生士から歯磨きの方法を教えてもらうのが良いです( ´ ▽ ` )また、その他に歯磨き粉で研磨剤という成分が入っているものを避けましょう。研磨剤とは、少しざらざらしたもので(ざらざらしていない低研磨剤というものもあります)、歯垢を落としやすくするものですが、力が強い場合、長い年月をかけて歯が削れてしまうことがあるので確認しましょう。

また、それ以外ですと歯周病によって歯茎が下がり、歯の根っこが露出してしまうことも知覚過敏の原因です。歯の外側のエナメル質は元々歯茎の上の部分までしかなく、歯茎が下がって見えてきた歯の根っこの部分は、しみることが多いです。

歯周病によって下がった歯茎は元に戻りません。それ以上下がらないように、正しい歯磨きの仕方、定期的な歯垢・歯石の除去が必要です。歯科医院での定期検診・歯周病ケアが必要です。

お困り事がある方は、ぜひご相談ください(^O^)