こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。梅雨明けまえだというのに記録的な暑さが続いており体調を崩していませんか。今月はオリンピックそして夏の甲子園が始まります。また各地で夏祭りや花火大会等夏の行事も開催される時期でもありますね。いろんな意味であつい夏になりそうです。熱中症対策をしっかり行いながら今年の夏を楽しんでいきましょう。
さて、今回は、定期検診について書かせていただきます。
「それって必要?」と思われがちな定期検診です。治療が終了された方に定期検診のお話をさせていただきますが中にはあまり乗り気でない方もいらっしゃいます。そこで定期検診をうけるメリットについてこれから説明させていただきます。
①虫歯を早期発見できます・・痛みが無い初期の虫歯は通院する回数も少なく比較的に簡単な治療で済ませることができます
②歯周病を早期発見できます・・歯周病の初期はほとんど症状がなく症状がでた時は歯周病が進行していることが多いため進行する前の初期の段階から対応することができ重症化を予防できます
③プラークや歯石を除去できます・・自分ではなかなか磨くことが出来ない場所の汚れや付いてしまった歯石を取りお口の健康を守ることができます
④詰め物や被せ物の不具合を見つけられます・・自分では見つけられない不具合を知ることができ早めに対処することができます
⑤医療費を削減することができます・・早期に発見することで治療が簡単に済み治療にかかる費用を抑えることができます
⑥将来的に自分の歯を多く残せます・・検診により早期発見・早期治療により虫歯や歯周病が原因で歯を失くすことが少なくなります
ではどのくらいの間隔で定期検診を受ければよいのでしょうか?
お口の中の状態により個人差があります。具体的には虫歯や歯周病にかかるリスクの高い方(歯周病検査の結果やお口の清掃状態があまりよくない方)は1~2ヶ月に1回の通院となります。(※歯周病のリスクは年齢と共に高くなるため高齢層の方は通院の回数が多くなる傾向にあります。)お口の中の状態が比較的に良く虫歯や歯周病にかかるリスクが低い方だと3ヶ月に1回の通院が良いと思われます。
上記のことで定期検診の必要性をご理解いただけたと思います。ただし定期健診はあくまでもその瞬間の行為で持続するものではありません。検診後の状態を維持するためには毎日のホームケア(自己管理)が最も重要となってきます。お口の中には常に細菌が存在しており細菌の増殖にはプラーク(歯垢)が関係しています。プラーク(歯垢)を除去することが大切となるためハブラシだけではなく歯間ブラシやフロス等の補助的清掃用具も使いながら一本ずつ磨く丁寧な歯みがきを続けていきましょう。