電動歯ブラシについて

みなさん、こんにちは!大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

3月になりました。つい先日、全国では歯科衛生士の国家試験が実施されました。2月後半くらいから、医療系の国家試験が続々と続きます。歯科衛生士は、3月の1週目の日曜日に実施されることがほとんどです。この時期になると、とても懐かしいな〜という気分になります。私が国家試験を受けたのも、、7年前です 笑 

来月の4月になると、私が卒業した専門学校から入社するスタッフがいるので、2月の半ばに母校に顔を出してきました(^^)国家試験を受ける学生にお菓子の差し入れをしてきました。先生方には「毎年ありがとね〜!」と声をかけていただきました。1年ぶりくらいに行ったのでとても懐かしかったです( ^∀^)

さて今回は、電動歯ブラシについてお話しします。偶然かもしれませんが、最近患者さんとお話ししていて、「電動歯ブラシを使っています」という方が多かったので、改めて電動歯ブラシについてお話ししていきます。

電動歯ブラシはそもそも、1950年頃、アメリカで発売されました。当初は、手が不自由な人のために作られたものです。しかし、近年では、手で磨くよりもよく磨けるという部分では、手の不自由かどうかは関係なく、健常者でも使用するようになりましたね。

さて、電動歯ブラシの良いところ!なんだと思いますか?

当てるだけでいいからラク!

手で磨くよりきれいになる!

たしかにそうですよね!電動歯ブラシは、自分で細かく動かす必要はないし、よく磨いてくれるし、時短になったり、、、

しかし、これには注意点があるのです。

普通の歯ブラシから、電動歯ブラシに変えて使い始めた人が、普通の歯ブラシを使っていたときより、磨き残しが多くなることがよくあります。

なんで…ですかね?

電動歯ブラシを使っているのに!ですよ!

答えは、”磨けている”と思い込んでいるからです。

電動歯ブラシといえど、使い方が合っていなければ効果を発揮できません。

それは電動歯ブラシに限らず、機械はすべてそうだと思います。

ですので、電動歯ブラシにしたとたん、歯に当てていれば”磨けている”と勘違いしてしまうのです。

そして、電動歯ブラシにももちろん種類があります。歯に当てるだけのもの、歯に当てて歯ブラシと同じように動かさなければならないもの…知っていましたか?電動歯ブラシを使っている人に、説明書読みましたか?とお聞きすると、読んでいないとおっしゃる方が多いです。ご自身がどのタイプの電動歯ブラシを使っているか理解していないと、磨き残しが少なくなりません。また、歯磨きを使用してもいいもの、使用してはいけないもの、専用の歯磨き粉を推奨しているものなどもあります。

また、電動歯ブラシを使用している方で、多いのが、歯の間の磨き残しです!歯の真ん中に電動歯ブラシを当てて磨いている人は多いと思いますが、歯の間に当てている人は少ないのではないでしょうか?また、歯の間は歯ブラシでは磨けません。電動歯ブラシを使用していても、糸ようじや歯間ブラシは必要です。

とは言え、使用方法をしっかり守れば効果を発揮するものなので、電動歯ブラシを購入検討している方は、色々な種類の電動歯ブラシを比較して自分に合ったものを見つけましょう!