口臭について

みなさん、こんにちは!大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です(^^)

6月になりました!今年もう半分終わりそうですね。最近は、湿気が多く、院内のスリッパが床にくっつきやすい状態となっておりますので、院内を歩く際は気をつけて歩いてくださいね。

今回は、口臭についてお話ししていきます。

最近はマスクを外して生活するようになり、少し気にならなくなった方もいるかと思いますが、コロナ禍によりマスクをつけ始めた頃、ご自身の口臭に気づいた方はいたのではないでしょうか?

口臭は色々な原因によって起こります。自分で気がつく方もいらっしゃれば、家族など身近な人から言われて気づく方もいらっしゃいます。

口臭は大きく分けて5種類があります。

①生理的口臭

これは誰にでもあるレベルの口臭です。起床直後、緊張時、空腹時に特に感じやすく、他人を不快にすることは多くはありません。唾液の分泌が減少し、お口の中の菌が増えることによって起こるので、水分補給をしたり、歯磨きをするとほとんど気にならなくなります。生活習慣で良くなるので、治療は必要ありません。

②飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニンニク、キムチなど匂いの強いもの、タバコやお酒による口臭は一時的なものなので、時間とともに改善し、治療の必要はありません。

③病的口臭

鼻や喉の病気、呼吸器系・消化器系の病気、糖尿病や肝臓疾患などにより起こることもありますが、病的口臭の8〜9割は、口の中の細菌により起こります。むし歯、歯周病、歯垢、舌苔、歯石、入れ歯の清掃不足、歯磨き不足、唾液の減少により起こります。原因を治すことが大切ですので、歯科医院を受診しましょう。

④ストレスによる口臭

ストレスにより唾液の量が少なくなると、口臭の原因になります。生活習慣の改善や、ストレスの原因になるものを取り除きましょう。

⑤心理的口臭(仮性口臭)

自分は口臭がすると思い込んでいる状態で、実際には口臭がしない場合もあります。

実際に治療が必要なのは病的口臭だけです。口臭そのものを治療するのではなく、原因になっているものに対して治療を行うことで改善されます。

そして病的口臭の原因で、1番身近なのは、歯周病とむし歯の放置です。つい最近も歯周病の治療を終えた方が、最初に当院に来院された頃よりも口臭が改善されました。ご本人も感じるほどだということです。

歯周病とむし歯を放置して、洗口剤などばかり使用してもその場しのぎです。原因をしっかり治さなければ、根本的には治っていないのです。

まずは、歯科医院で歯科検診を受けましょう。