子どもを歯科医院に連れていくときは・・・。

こんにちは大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。節分そして立春が過ぎて暦の上では春の始まりです。これから草花が芽吹き始め少しずつ春の気配を感じるようになってきますがもう少し寒さは続きますので体調管理には十分お気をつけください。

さて、今回は「子どもを歯医者に連れていくときは・・・。」について書かせていただきます。

 

大人でも病院や歯医者に行くことに抵抗を感じる方がいるなかで子供が嫌がったり暴れたりするのは当然の行動と思ってください。しかし虫歯になったり、乳歯がなかなか抜けなかったりした場合そのまま放置することはできません。「どうせ永久歯に生え換わるから」と考えることはありますがそのまま放置することで歯ぐきの下の永久歯に影響を及ぼすこともあるからです。

そこで通院を嫌がる原因について考えてみましょう。

①歯医者さんでは歯を削るため普段あまり聞くことがない音がします。

②使っている薬の臭いにもあまり慣れていません。

③子供の知らない場所・知らない人がいます。

④寝るタイプの治療のイスに不安を感じます。

⑤大人からの事前の情報で怖いイメージがあります。

次に対策についてお話します。

①治療に入る前に子供とコミュニケーションをはかり不安を取り除く(歯科医院)

(1)子供にわかりやすく治療内容を説明する。

(2)治療に使う器具や器械を実際にみせて説明する。

(3)治療に使う器具や器械を動かして子供に触れてもらう。

②治療の時間帯は昼寝や食事の時間帯を避けできるだけ機嫌のよい時間帯にする。(保護者)

③嘘をついて連れていくのではなく何故いかなければならないのかを説明し納得させる。(保護者)

④待合室で待っている間はできるだけリラックスさせる。(保護者)

⑤初めから治療ができる状態を考えず、少しずつ慣れさせるための通院も大切です。1つずつできるようになったら褒めてあげましょう。(保護者)

 

子供ながらに治療の必要性は知っていますが「怖い」イメージの方がつよく治療に積極的になれないため泣いたり暴れたりの抵抗をします。「怖い」イメージを取り除きリラックスした状態で治療を受けてもらうためにも保護者の方の協力が必要となります。虫歯になるとどうなるのか。どうして治療が必要なのかよく話し合うことが大事です。

 

できれば歯科医院は「虫歯になったら連れていくところ」ではなく、「乳歯が生えたら受診し定期的に健診をしていくところ」とし【子供にとっていき慣れた場所】にしていくことが大切だと思われます。