歯周病と全身疾患

皆様こんにちは!大郷町歯科医院、歯科助手の佐藤です✨

遅くなってしまいましたが、皆様新年あけましておめでとうございます!

本年も大郷町歯科医院をよろしくお願い致します!

さて、今回お伝えするのは歯周病と全身疾患の関係性についてです。

まず歯周病についてです。

歯周病とは、歯の周りについた歯石によって歯茎や、歯の周りの骨に影響してくる病気の事を指しています。

病気とはいっても痛みなどといった症状がなく進行していってしまうのが特徴で、特に気にする事なく過ごしてしまうと後に歯を失う原因になる事もあります。

そのように、虫歯がないかという点を気にかける事ももちろん大切ですが、歯周病は1度かかってしまうと完治はしませんので、定期的に治療を行い進行させないようにすることが重要です。

では、そんな歯周病と全身疾患とはどういった繋がりがあるのでしょうか?

・歯周病と骨粗鬆症

・歯周病と糖尿病

・誤嚥性肺炎

これら3点について説明していきます🌿

歯周病と骨粗鬆症

骨粗鬆症とは全身の骨強度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気の事です。

骨粗鬆症の方の歯周病が進行しやすい原因としてはエストロゲンの欠乏が挙げられるそうです。

エストロゲンの分泌が少なくなってしまうと、全身の骨がもろくなります。

また、歯周ポケット内では歯周炎の進行が加速してしまうそうです。

また、骨粗鬆症の薬としてよく用いられるビスフォスホネート製剤というものがあり、こちらを服用されている方が抜歯を行った場合、周囲の骨が壊死してしまう可能性があるため、グラグラして抜けそうな歯があったからといってご自身では抜かないようにして下さい。

歯周病と糖尿病

歯周病は以前から糖尿病の合併症だと言われてきました。ここ最近では歯周病になると糖尿病も悪化してしまうという逆の関係も明らかになったそうです。

歯周病治療を行なっていると糖尿病も改善する事もあるようなので、糖尿病は歯周病との結びつきが他の疾患よりも強いということが分かります。

では、歯周病の治療とは具体的に何をするのかというところですが、定期的に歯科を受診し歯や歯肉の状態の検査、全体的なクリーニングを行うといった治療内容となります。

定期的にクリーニングに通うということは、歯周病の進行を食い止めるだけではなく全身疾患にならないための予防でもあるということがお分かりいただけたでしょうか?

もしご希望ある方はいつでもご連絡ください!