歯肉炎と歯周炎

みなさん、こんにちは、大郷町歯科医院、

歯科衛生士の本田です(^-^)

12月になりました!今年もラスト1ヶ月ですね!毎年、何がやり残したことがないかと思いますが、ほとんど痩せれなかった…と悔やみます。来年こそは…!と頑張りたいと思います。

さて、最近大郷町歯科医院では、ホームページがリニューアルされました!以前はオレンジを基調としていましたが、今回はアイボリー、ホワイトといった、優しいイメージに変わりました。ぜひ色々なページを見てくださいね!

今回は、歯肉炎と歯周炎についてお話ししていきます。聞いたことがあるようなないような言葉ですね。誰しも”歯周病”は聞いたことがあると思います。

歯肉炎と歯周炎は、歯周病のことです!歯周病を詳しくみると、歯肉炎と歯周炎に分かれるということです。

では歯肉炎から説明していきます。

歯肉炎とは、歯ぐきの炎症だけにとどまった状態の歯周病です。歯ぐきからの出血、歯ぐきの発赤、腫脹が症状です。これは、歯ぐきと歯の境目に歯垢を磨き残すことによって起こります。どの年代の方でも起こり得ます。幼稚園のお子さんでも、しっかり磨けていないと歯ぐきから出血があったり、歯ぐきが赤い、腫れ気味なんてこともよくあります。また、思春期性のものもあり、中学生〜高校生の方にも多く見られます。もちろん、成人した方にも見られます。

一方、歯周炎は、歯肉炎の症状に加えて、歯ぐきの下にあり、歯を支えている顎の骨を溶かされている歯周病です。顎の骨って溶けるの⁈と驚く方もいらっしゃると思います。そうなんです、歯周病って、実は顎の骨が溶ける病気なんです。歯周病って、重度なものになると、歯がグラグラしているイメージがありますよね。

どうして歯がグラグラするか説明はできますか?歯は顎の骨の中に埋まって立っているので、その顎の骨が歯周病によって溶ければ、支えになるものがなくなるので歯がグラグラするんです。例えると、植木鉢にお花を植えるとき、土が必要ですよね。土がなかったら、お花は立っていられず、倒れますよね!顎の骨は、その土のような役割です。

歯周病は、軽度、中度、重度に分かれます。軽度は、歯肉炎です。顎の骨はまだ溶けておらず、歯ぐきだけに炎症があります。そして、軽度であれば、自覚症状はほぼありません。歯磨きをしたり糸ようじを通して、歯ぐきから出血する程度で、痛みもほぼありません。

中度からは、歯周炎と言えます。顎の骨が少し溶けて下がってきています。自覚症状は、場合によっては、少し歯がグラグラする、歯が浮いたような感じがする、硬い物が噛めないといったところです。

そして重度は、歯はあきらかにグラグラしており、歯ぐきは腫れたり、膿が出たり、歯磨きなどで触ったりしなくても出血してしまう方もいます。そして、最後の最後に、歯が抜け落ちてしまいます(自然脱落)。

日本人は、成人の方で約8割は歯周病と言われています。みなさんは、ご自身が歯周病ではないと言い切れますか?

歯周病にならないようにする、予防するためには、早期に発見し、治療、予防することが大切です。歯がグラグラしてきた…という症状のときには、すでに手の施しようがなく、そのまま使えるまで(抜けるまで、もしくはもうぬきたいと本人が思うまで)経過観察になることが多いです。

歯周病かどうかは、歯医者さんに行けば教えてくれます。「歯が痛くないのになんて言って電話んすればいいんだろう?」と思う方は、「検診希望です」とおっしゃっていただければ、大丈夫です( ´∀`)

お電話でご連絡くださいね。