差し歯が入っている歯にもむし歯ができる?!

みなさん、こんにちは!

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

いよいよ、今年も1ヶ月と2週間になりました。毎年ですが、早いですね 笑

今年は運動不足を感じたので、ジムを契約するか迷っていますm(._.)m残り1ヶ月で、身体を健康な体型にするのもいいな〜と思います。検討します!

さて今回は、差し歯のむし歯についてお話ししていきます。

神経まで達するむし歯が見つかり、根っこの治療をし、被せ物を入れた歯

これで、治療終了!と言いたいところですが、これからがとても大事です。

本来、差し歯とは、根っこが残っている歯に土台を立て、その上に被せ物をしている状態です。前歯の被せ物を差し歯と言う方は多いですが、奥歯の根元まで被せてある銀歯なども、構造は同じであるため、差し歯になります。上に被せているものは、銀歯、硬質レジン前装冠、セラミック、ジルコニアなど、さまざまな種類がありますが、構造が同じなので、すべて差し歯と言えます。

差し歯は、ほとんどが歯の根元まで被せてあります。歯ぐきと歯の境目です。そうすることでら見た目=審美性を保ちます。

治療をしてすぐは、根元まで被せていた差し歯が、次第に年数を重ねていくと、歯の根っこが露出してくる場合があります。これは、差し歯が動いたわけではなく、歯周病や噛み合わせによって歯ぐきが下がったのです。

そうすると、見た目も少し悪くなりますが、なんと言っても、その露出した根っこがむし歯になりやすくなるのです。

歯の根っこの1番外外側は、象牙質という部分です。歯のほうは、1番外側はエナメル質といって、ヒトの身体の中で最も硬い組織で、象牙質よりはむし歯になりにくいです。しかし歯の根っこは、エナメル質はなく、象牙質が丸出しなのです。ここにむし歯ができてしまうのです。

歯の根っこ=象牙質にむし歯ができた場合、注意が必要です。発見が遅れ、治療が遅くなると、歯を残せる確率がどんどん減っていきます。というのも、差し歯は上記でお話しした通り、歯の根っこに土台を立てます。その土台である根っこがむし歯になって少なくなってしまうと、土台を立てることができず、治療ができません。ですから、歯の根っこのむし歯はすぐに発見したいものです。

早く発見するためには、ご自身では時間ブラシや糸ようじをしっかり毎日通しましょう。引っかかったりいつもと違う感覚があるとむし歯になっている可能性があります。

あとは定期検診に通い、しっかり管理していきましょう。