歯周病に気づくには

みなさん、こんにちは

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

今回は歯周病についてお話ししていきます。

歯周病は日本人は成人の約8割が罹患していると言われています。歯周病は実は、ギネス記録を持っています。

「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。 地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。」 これは、ギネスブックに実際に記載されている文章です。 2001年、歯周病は全世界で最も蔓延(まんえん)している病気として、ギネス世界記録に認定されたそうです。歯周病になっていない人は数えるほどしかいない恐ろしいですよね(>_<)

ご自身は歯周病じゃないと言いきれますか?

たまに、患者さんから「私って歯周病じゃないですよね?」とおっしゃられる方がいますが、残念ながら少しでも歯周病の症状があります。

では、歯周病に気づくにはどんな症状が出るのでしょうか。

①歯ぐきから出血がある

歯周病の症状で1番気づきやすいのが出血です。お口の中から出血が起こる理由は2つしかありません。1つは、歯磨きなど力が強くて歯ぐきを傷つけ、すり傷などを作ってしまった場合です。これは、お口の中だけに限らず、転んだりして膝や肘を擦りむいたりすれば、同じことが起こります。

そしてもう一つは、歯ぐきが炎症を起こしている場合です。歯磨きのときに歯ブラシに血がつく、うがいをしたら血が混じっていた、立派なサインです。歯ぐきから出血があるのは、歯垢が溜まり、しっかりと歯磨きができていない証拠です。

②歯ぐきが赤い、腫れている

鏡でじっくりご自身の歯ぐきを見てみましょう。歯と歯と間の歯ぐきや、歯の根元が赤くなっていませんか?よく見ないと気づかないと思います。赤くなっていたり、歯の間の歯ぐきがぷっくりしていたら、すでに炎症を起こしています。

③歯が浮いている感じがする

このくらいになると、歯周病の程度は、中等度になってきます。場合によっては、少し歯がグラグラ揺れていることもあります。

 

まずは常日頃、鏡で自分の口の中を見る習慣をつけましょう。磨けていない人ほど、「磨いてるんだけどな〜」とおっしゃいます(´-`).。oO

特にご年配の方は、あまり鏡を見ない方が多いように感じます。

例えば、お風呂を掃除するときに目をつぶって湯船の中をブラシでこすりますか?目は開けていますよね。見ながら磨いてますよね。

歯も同じです。お風呂は見て磨くのに、歯は見なくていいなんてことはありません。むしろ、お風呂よりはるかに小さい歯を見ないで綺麗に磨くことは不可能です。

また、定期検診に通いながら、歯周病にならないように、なっていても進行しないようにしていきましょう。