歯肉炎について

みなさん、こんにちは( ̄∀ ̄)

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です。

8月も1週目を終えそうですね。今月はどのくらい暑さが続くのでしょうか…7月最後の1週間はほんとに暑かったですね。みなさん、熱中症には十分に気をつけましょう。朝から畑仕事をしても、朝でもうすでに30°を超える日があるので注意です。

さて今回は歯肉炎についてお話ししていきます。

みなさん、お子さんが夏休みに入る前に、学校の歯科検診の用紙をもらってきませんでしたか?学校の歯科検診は、6月30日まで実施するよう学校保健法で定められています。

ですので、遅くても7月中に結果の用紙が配られているかと思います。

保護者の方が一番気になるのはむし歯がないかどうかですよね。学校の歯科検診の蘭には、むし歯、歯肉の状態、噛み合わせなどが記載されています。

しかし、むし歯も気になるとは思いますが、歯肉の状態もしっかり確認してください。

歯肉の状態にチェックマークがついてるのはどういうことなのでしょうか?

小学校高学年〜高校生のお子さんにとても多いのが「歯肉炎」です。歯肉の状態に炎症が起こりやすい年齢なのです。

歯肉炎とは簡単にお答えすると歯周病の初期の状態です。え、小学生でも歯周病になるの⁈と驚きませんか?広い範囲でいうと、歯肉炎は歯周病の1つになります。

しかし、この時期のお子さんは、思春期性歯肉炎といって、この時期に分泌が増えるホルモンを栄養源として悪さをする歯周病菌がいるので、より歯肉炎になりやすいです。これは、歯磨きがしっかりできていても起こることがあります。

歯磨きがしっかりできていないと、歯肉炎になりやすいのと、もし思春期性歯肉炎ですと、さらに悪化を助けてしまうので、どちらにせよ歯磨きは重要です。

歯肉の炎症を防ぐには、歯垢の除去が何より重要です。これは成人の歯周病も同じです。

歯肉炎を治すには、歯の根元の歯垢をしっかり除去することが絶対条件です。歯医者さんで、歯科衛生士に「歯の根元を磨きましょう」と言われたことがある人は多いと思います。私も1日お仕事をしていて、数名の方にお話しします。それほど大人でもしっかり磨くのは難しいということです。

歯磨き以外ですと、歯ブラシを変えるのもいいと思います。歯ぐきに炎症が起こっているときは、歯ブラシは少し柔らかいタイプや、毛先が細いタイプがいいです。毛先が細いタイプは、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に毛先が入り、歯垢をかき出してくれて、さらに歯ぐきに刺激を与えて血行を良くする効果があります。

詳しくは、当院の歯科衛生士にお尋ねくださいね。

また、8月11日〜16日までの6日間、お盆のお休みをいただいております。お電話もお受けできませんのでご注意ください。お口に困り事がある方は、早めにお電話いただき、受診しましょう。