口臭について

 

 

みなさん、こんにちは!大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です(^^)

7月に入り、暑い日も増えてきましたね!早く梅雨が明けて、カラッと晴れる日が多くなるといいなと思います(°▽°)

さて今回は、口臭についてお話ししていきます。

3月にマスクの着用が緩和され、約4ヶ月が経ちました。街中では、暑さの影響もあり、マスクをしてない方も多くなってきました。マスクを外してみて、お口の中に意識が少しでも向いた方は少なくはなかったのではないでしょうか。

マスクをしていないと、お口や歯は周りの人に見えますよね。34年ぶりにその状態に戻って、いざ!マスクを外そう!と思った方、あれ、自分、口臭がある⁈と感じたことはありませんか?むしろ、コロナ禍になってマスクをすることで、マスクについた匂いで、不安に思った方はいたのではないでしょうか?

口臭は色々な原因によって起こります。自分で気がつく方もいらっしゃれば、家族など身近な人から指摘されてから気づく方もいらっしゃいます。

口臭は大きく分けて5種類があります。

①生理的口臭

これは誰にでもあるレベルの口臭です。起床直後、緊張時、空腹時に特に感じやすく、他人を不快にすることは多くはありません。唾液の分泌が減少し、お口の中の菌が増えることによって起こるので、水分補給をしたり、歯磨きをするとほとんど気にならなくなります。生活習慣で良くなるので、治療は必要ありません。

②飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニンニク、キムチなど匂いの強いもの、タバコやお酒による口臭は一時的なものなので、時間とともに改善し、治療の必要はありません。

③病的口臭

鼻や喉の病気、呼吸器系・消化器系の病気、糖尿病や肝臓疾患などにより起こることもありますが、病的口臭の89割は、口の中の細菌により起こります。むし歯、歯周病、歯垢、舌苔、歯石、入れ歯の清掃不足、歯磨き不足、唾液の減少により起こります。原因を治すことが大切ですので、歯科医院を受診しましょう。

④ストレスによる口臭

ストレスにより唾液の量が少なくなると、口臭の原因になります。生活習慣の改善や、ストレスの原因になるものを取り除きましょう。

⑤心理的口臭(仮性口臭)

自分は口臭がすると思い込んでいる状態で、実際には口臭がしない場合です。こちらは、口臭測定器を使い、他人が自分の口臭に気づくレベルの数値でないことを理解してもらうなどの方法で、改善される方があります。

実際に治療が必要なのは病的口臭だけです。口臭そのものを治療するのではなく、原因になっているものに対して治療を行うことで改善されます。説明しました通り、口臭の原因は様々です。まずは、歯科医院で歯科検診を受け、むし歯や歯周病がないか確認するのがいいです。原因になっているものをしっか治療していきましょう。