だらだら食べ、だらだら飲み②

みなさん、こんにちは!

大郷町歯科医院、歯科衛生士の本田です(⌒▽⌒)

前回の続きになります。

おやつ(お菓子)だけでなく、1日のうちに摂る食事にも糖質は含まれているので、おやつをガマンしただけでは、むし歯はできていまいます。

ですが、一度酸性になって歯が溶けても、また中性に戻れば溶けた部分は元に戻るのです(再石灰化)。これがしっかり行えていれば、歯はむし歯にならないのです。

ここで問題です!では、13回以上間食(お菓子、糖質が入ったジュース、コーヒー、スポーツ飲料など)をとると、お口の中はどうなるでしょうか、、、?

簡単ですね!ずっとお口の中は酸性の状態で、歯が溶け続けてしまいます。溶け続けると、歯は溶けて脆くなり、やがて穴があいてむし歯になるのです。

つまり、タイトルの通り、ダラダラ飲み、ダラダラ食べがむし歯になりやすい原因なのです!

そして、最初にむし歯になる原因として、元々の歯の質というワードを出しました。元々の歯の質とは、生まれ持ったもので、簡単に言うと、歯が弱い、歯が丈夫などです。これは遺伝であることが多く、治そうにもなかなか難しい問題です。

やはり元々歯が弱い方は、お口の中が酸性になることにより歯が溶けやすく、むし歯になりやすいのです。

そのような方は、フッ素入りの歯磨き粉を毎日使用し、歯を強化していく必要があります。また、歯科医院では、高濃度フッ素といい、歯磨き粉よりもフッ素濃度の高いフッ素を塗ることができます。これは毎日塗るのではなく、定期検診などで来院されたときに数ヶ月に1回塗ります。継続的に塗っていくことで、歯の質を強化していきます。

むし歯になりにくい人は、原因のどれかを取り除けている可能性が高いです。

むし歯は、むし歯菌が活発であること、糖質の摂取回数が多いこと、歯の質が弱いこと、酸性の時間が長いことで起こります。これらを徹底してコントロールしていくことで、むし歯の予防ができます。

むし歯になりやすい方は、ご自身がむし歯になりやすい原因がないかぜひ考えてみてください。(^_^)

むし歯治療をしても、実はむし歯は2度と治ることはありません。削って詰めたり、根っこの治療をして被せ物をしても、これは正確には”修復した”状態です。一度削ってしまえば、元のむし歯のない状態には戻らないのです。そして、治療をした歯こそ、詰め物との間にさらにむし歯ができたり、根っこの治療をしても数年後に根っこの先に膿が溜まったりしてしまい、再治療となることも多いです。それを何度も繰り返しているうちに、削って削って、被せ物を入れられる土台がなくなり、最後には歯を抜かなくてはいけなくなってしまいます。

そうならないためにも、むし歯にしないことがとても大切です(*^▽^*)

 

わからないことがありましたら、当院の歯科衛生士にお尋ねください(^_^)