皆さん、こんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
ゴールデンウィークは皆さんいかがお過ごしでしょうか?自分は久しぶりに外に出て満喫しようと思っております。岩手の花巻市で行われる土澤アートクラフトフェア2023春が5月4日〜5日が行われます。アクセサリー、ガラス工芸、イラスト、雑貨、革製品から食料品、その場で食べれるフードなどを置いています。もしお近くにくるようでしたらお立ち寄りください。
さて、今回は「姿勢をよくしよう」についてお話ししていきます。
正しい姿勢を意識しながら、 からだ全体の筋肉をバランスよく維持することが大切です。
姿勢が悪くなると、「飲みこみ力」が弱くなります。
猫背になると、頭が前に倒れます (猫背は、専門用語では「円背」と呼びます)。そうなると、顔を正面 に向けるために、あごを前に突き出さざるを得なくな ります。 背中が曲がり食べるときにあごを引けなく るので、飲みこみにくくなってしまうのです。 また、背中が曲がっていると、胸を大きく開きにくくなり、深い呼吸が難しくなります。呼吸がうまくで きないと、気管に異物が流れこんでもうまく外に出せ なくなります。 反り腰は、お腹やお尻の筋肉が弱い女性に多くみら れます。 反り腰の状態では、お腹が前に出てしまい腹式呼吸がうまくできなくなります。
姿勢をよくする方法
①正しい姿勢を意識する
ふだんの生活の中で意識していないと、気がつかな いうちに、姿勢は悪くなっていくものです。 姿勢をよくするためには、まず姿勢を意識すること から始めてみてください。具体的には、からだに軸を つくりましょう。立っているとき、 歩いているとき、どんなときでもかまいません。それ だけでも、姿勢はよくなります。 ②からだ全体の筋肉量を維持する よい姿勢を保つためには、正しい姿勢を意識するだ けではなく、からだ全体の筋肉をバランスよく維持す ることが重要です。 姿勢は、からだ全体の筋肉に支えられて成り立っています。ですから、背中やお腹の筋肉さえしっかりし ていれば、姿勢がよくなるわけではありません。 筋肉はつねに合成と分解をくり返しています。 分解 される筋肉量は高齢者でも若年者でも変わりません。 一方で、合成される筋肉量は、年齢とともに低下し ていきます。そうなると、分解される筋肉量のほうが、 多くなってしまい、徐々に筋肉量が減少してしまうの です。筋肉量を減少させないためには、筋肉の合成を 増やさなければなりません。高齢になっても適切な訓 練を行えば、必ず筋肉は合成されます。 筋肉は運動をすることで変化します。 「筋肉は適度に使えば発達し、筋肉を使わなければ萎縮する。 筋肉 を使いすぎてしまっても萎縮する(ルーの法則)」 こ とがわかっています。ここでいう「適度」とは、少し 疲れる程度の負荷のことです。簡単すぎる動きでは、 筋肉は発達しません。 もちろん筋肉を使うことである 程度維持することができますが、筋肉の衰えを防ぐこ とはできないのです。
ですから、ふだんの運動は、からだに負荷をかける ことを心がけましょう。たとえば、ウォーキングをす る場合、のんびりと歩くのではなく、軽く息が切れる 程度のスピードで歩くことが大切です。
筋肉量を減少させないためには。
姿勢をよくする
①ふだんから、からだ に軸をつくるよう に意識する
②からだ全体をバラ ランスよく鍛える
ウォーキングをする からだに軸をつくり、 軽く息が切れる程 度の速さで歩きます。 両腕は、しっかり 振るようにしてください。 ただ、 ゆっくり 歩くだけでは、筋肉は増えません。
参考文献 メイツ出版 「のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング」