誤嚥性肺炎の予防 42

皆さん、こんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
皆さん、卒業も終えた方は4月から新生活が始まる方も多いと思います.今年は新型コロナウイルスの対応も以前ほど厳しくなくなってきていろんな規制も無くなりつつあり、昔の日常にだんだん戻る兆しが見えてきています.今までコロナにより規制されてきた学生さんなどは新たな生活に戸惑うと思いますが新生活頑張ってください.また社会人になる方もコロナ生活とは違う対応もしていかなければなりません.マスクを外して人と対応するときに口元が見えてくることが多くなってきます.虫歯でボロボロだったり、歯並びが悪かったりすれば今までマスクで隠れていたものが見えてくるので早めに治すようにしてくださいね.
さて今回は唾液を分泌しやすくすることについてお話ししていきますね.
唾液は食事の潤滑油です.
食べものの消化を助けるのが唾液の仕事です。 ほかにも、さまざまな働きをしています。
唾液の分泌が減ると、どうなるのか
唾液の量が減ると、「飲みこみ力」に悪い影響を与えます。
①味がしなくなる
唾液が減ると口の中の粘膜を十分に湿らせることが できなくなり、粘膜をきれいに維持できなくなります。 みらい 人は舌の表面にある味噌で味を感じています。味蕾が 傷つくと、味がわかりにくくなります。
②歯が悪くなる
カルシウムや無機リンなどを歯に補充しにくくなる ため、歯の再石灰化が行われにくくなります。 また、唾液に含まれる重炭酸塩は、酸性に傾いた環 境を中性にもどす効果がありますが、唾液が減ると、 食事によって口の中が酸性のままになってしまいます。
この2つの理由で、虫歯ができやすくなります。
③食べものが飲みこみにくくなる
食べものと混ざるが減り、飲みこみにくくなり ます。また、粘膜が傷ついてしまうため、食べものを かむと口の中が痛くなってしまいます。
唾液の役割
①消化する
アミラーゼ(唾液中の酵素)が炭水化物を分解する
②口腔内を清潔に保つ
食べものと混じって飲み込みやすくする
③口の粘膜を保護する
水分で粘膜を湿らせて清潔に保つ
④味覚を高める
食べものと混じり、味を感じさせる物質を味蕾に届かせる
⑤からだを守る
唾液中のリゾチームやムチンが細菌感染を防ぐ
⑥虫歯を予防する
再石灰化作用.口腔内のp Hの維持
次回は唾液を分泌する方法をお伝えしていきます.
参考文献 メイツ出版 「のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング」