虫歯とおやつの関係について

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。3月に入り少しずつ春の気配を感じる頃となりました。WBCも開幕し連日熱戦が繰り広げられていますね。二刀流で話題の大谷選手の活躍もさることながらヌートバー選手の活躍にも目が離せませんね。何事にも一生懸命なプレーを見ると元気がでます。声だしの応援も可能になりテレビ観戦でも会場の盛り上がりを感じることができ応援にも力が入りますね。

さて、今回のブログは、「虫歯とおやつの関係」について説明いたします。

虫歯になりやすい食べ物の特徴としては

①砂糖が入っているもの。

②歯にくっつきやすいもの。

③口の中に長く残るもの。

④酸性のもの。

等があげられます。具体的な食べ物としては、あめ・キャラメル・グミ・チョコレート・ケーキ・クッキー・炭酸飲料・乳酸菌飲料etc。しかし甘い物の中にも短時間で食べられるアイスやプリン、ゼリー等は比較的虫歯になりにくいとされています。

次に虫歯になる原因について説明します。

お口の中のミュータンス菌が虫歯の原因菌と言われていますが、このミュータンス菌が糖分を栄養にして強い酸やネバネバした物質をつくります。このネバネバした物質に口の中の細菌がくっついてどんどん増え、細菌の塊(かたまり)である歯垢(デンタルプラーク)が作られます。この歯垢の中でミュータンス菌が糖を分解して出した強い酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯となるのです。

本来「おやつ」は1日3回の食事を補助するもので、3回の食事では1日に必要な栄養量を取りきれない分を補うためのものであり食事の一端と考えられます。子供にとっては「おやつ」は楽しみの一つでもあるため栄養面だけではなく楽しい時間にすることも大切と言われています。

例えば、焼き芋・おにぎり・ロールサンド・季節のフルーツを入れたヨーグルト・クラッカー・バナナ・せんべい・いりこ・ナッツ・チーズ等は理想的な「おやつ」いえるでしょう。しかし甘い物は絶対ダメではなく「おやつ」の食べ方に注意することが大切です。だらだらと何度も食べるのではなくしっかりと時間を決めて食べること。また飲み物(お茶や牛等の甘くないもの)と一緒食べることを心がけましょう。

食べ物だけ気をつけても虫歯ならないわけではありません。歯についた汚れをしっかり落とすことも大切であり食後の歯磨きは必要になります。早い時期から食後の歯磨きを習慣化し仕上げ磨きも忘れずに行っていきましょう。