誤嚥性肺炎の予防予防接種  39

皆さん、こんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
皆さんは花粉症大丈夫でしょうか?自分は少しかかり気味な感じがしています。目も痒いし、鼻もむずむずしています。これって花粉症ですよね?だんだんとひどくなると言われていますがこれ以上ひどくならないように何か対策をしていきたいと思っています。今対策していることは、手洗いや、うがいはもちろんのこと顔や服にかけるスプレーミストをしてなるだけ花粉を浴びないように対策しております。なかなか効果はあると思いますので皆さんも是非気になるようなら試してみてください。
今回からお伝えすることは、嚥下のトレーニングだけでは足りないことが多いので、今回は姿勢を良くするトレーニングもお伝えして行きたいと思います。
よい姿勢は、嚥下にとって重要です。
食べるときは、首がリラックスできる姿 勢をとりましょう。首に力が入ると飲みこ みにくくなります。
たとえば、首を少し後ろに倒してみてく ださい。そうすると首に力が入ります。 そ の状態で、飲みこむとかなり苦しく感じる はずです。
よい姿勢で食べると、首の位置が安定し、 飲みこみやすくなります。 また、胸が広が るため、換気量の多い呼吸ができるように なります。
姿勢を改善するには、ふだんから正しい 姿勢を意識することが大切です。
姿勢がすでに悪い場合は、むりやり直そ うとしないでください。力むと首にも力が 入ってしまい、スムーズな飲みこみができ なくなってしまいます。
日本人は背中やお尻の力が弱く、 座るとどうしても背中が丸くなっ てしまいがちです。
座る姿勢をよくするために、 坐 骨をしっかり、椅子の座面につ けることだけを意識してください。 坐骨を座面につけることを意識 すると、 骨盤が直立し、 自然とよ い姿勢になります。
(注意)
※紹介した座り方のトレーニングのよう に座ると、腰が痛くなる方や無理をしな いとその姿勢を維持できない方は、や めてください。
頭の頂点から硬い芯が垂直に貫いていると意識してそ うすると、 自然にお腹・背中・お尻に力が入りよい姿勢になります。
トレーニングの前に、 セルフチェックで行った壁沿い立ちをしてく ださい(48ページ参照)。 どのような姿勢が垂直なのかを覚えるためです。
正しい立ち方ができると、それだけで体幹の筋肉を鍛えることが できるので、 全身のトレーニングとしても有効です。
目安
1日に1回は、 姿勢のよい座り 方と立ち方を意識して行ってく ださい。
参考文献 メイツ出版 「のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング」