黒川郡大郷町の歯科

誤嚥性肺炎の予防 24

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
6月も今日で終わりになります。昨日の気温は流石に6月とは思えないくらいの暑さでした。また今日も梅雨なのに30℃を超える暑さですね。昨日、東北南部で梅雨明けしたとみられると気象庁が発表しました。まだ東北北部では梅雨明けの発表はないですがもうそろそろですので体調管理には十分気をつけてお過ごしくださいね。
さて今回も嚥下トレーニング2のごっくん筋を鍛えるトレーニングの続きをお伝えしていきます。
ステップ4      のどぼとけ(喉頭)を上げた状態をキープする
のどぼとけ(喉頭)を上げる訓練です。飲み込むときは、①喉頭が上に動き、そのまま止まること、②あごの下の筋肉に力が入り続けていること、③舌が口蓋に押し付けられ続けていること、を確認します。
ごっくん筋を使ってしっかり喉頭をあげましょう。喉頭をあげているときは、呼吸ができません。液体を一度で飲み込みきれない場合は、二度、三度飲み込んでも構いません。全部飲み切ってから、喉頭をあげた状態を維持してください。のどに液体が残ったままにしておくと、喉頭が下りた時に、気管に液体が流れ込み、むせてしまいます。
5秒維持できない場合は、最大限にできる時間の2/3、喉頭をあげ続けてください。あげて止める事ができない場合は、まず、自分の意思で喉頭を動かす練習から始めてください。
ポイントとしてはのどぼとけをあげ続けられない場合は、少しづつできるようになりましょう。
ステップ5  勢いよく息をはく
最後に、勢いよく空気を吐き出します。きちんと飲み込むためには、しっかりとした呼吸も大切です。たとえ誤嚥をしても、しっかりと吐き出せれば、肺炎や窒息が防げます。トレーニングでの呼吸法は、胸式、腹式のどちらでも構いません。しかし、どちらかの呼吸法を意識して行ってください。
飲み込み終わった直後に、大きく息を吐きましょう。しっかり飲み込んだと思っていても、のどに液体が残ってしまうことがあります。その場合、喉頭が下がった直後に気管に液体が流れ込んでしまいます。飲み込んだ後に息を吐けば、気管に液体が入らず、むせたり咳き込んだりしにくくなります。
嚥下トレーニングはステップ1〜5までありますので、飲み込む動作を意識的に行なってください。「飲み込み力」があまり弱くなってない人は、このトレーニングを1日 2〜3回行うだけでokです。1回のトレーニングで30秒程度かかります。もし、このトレーニングでむせてしまう場合は、飲み物を使わず、イメージトレーニングで同じ動きをしても、十分なトレーニングになります。
参考文献 メイツ出版 「のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング」