着色について

みなさんこんにちは!歯科衛生士の桑折です☺2月ももう少しで終わりますね。3月になれば少しずつ暖かくなってきますね☀春になれば花粉も到来するので嫌になりますね🤧ここ最近、コロナウイルスの感染者も増えてきているので、感染予防も怠らずにしていきましょう😷

さて、話は変わりみなさんお茶やコーヒーを飲んで歯に着色(ステイン)ついたことはありますか?なぜ歯に着色(ステイン)がつくのでしょうか?今回は着色についてお話していきます。

 

 

歯の表面は、よくみると、歯の表面はデコボコしています。このデコボコ部分に着色の原因となるステインが付着していきます。ステインの正体は、緑茶や紅茶に含まれる渋み成分「タンニン」、コーヒー「ポリフェノール」など歯の表面に色がついてきます。また、歯の表面には「ペリクル」と呼ばれる薄い膜があります。ペリクルは「酸」から歯を守るなどの良い働きがあります。しかし、ペリクルは色素をくっつけてしまうという働きもあります。

着色(ステイン)がつきやすい人

①着色しやすいものを飲食している

色の濃い食べ物には、着色(ステイン)のもととなるポリフェノールやタンニンが含まれていることが多いです。ポリフェノールなどの成分が歯のエナメル質を覆っているペリクルに付着することで、着色汚れが起きてしまいます。

②タバコを吸っている人

タバコに含まれている「タール(ヤニ)」は、粘着力が高く、歯を黄ばませる働きがあります。歯の表面は唾液に含まれる「ペリクル」という成分で守られていますが、このペリクルとタールは結びつく性質があり、これがヤニ汚れの原因となります。

③歯並びが悪い人

歯がデコボコしていると、歯ブラシが当たりにくいところが出てきます。磨けず着色がついて着やすくなってきます。さらに、磨き残しを放置しておくと更に落としにくい歯石となり、歯の表面にこびりついてしまいます。

④口呼吸をしている人

唾液は口の中を潤すと同時に、汚れを洗い流してくれる働きも持っています。口呼吸を繰り返すと汚れを洗い流してくれる唾液が十分に出ないため、汚れは落ちにくく歯の表面に残るリスクが高くなります。

⑤歯に細かい傷がある人

歯磨きを硬い歯ブラシで力一杯ゴシゴシやっていたり、研磨剤入りの歯磨き粉をたっぷりつけて磨いていたりすると、細かな傷がたくさん歯の表面につき、そこから着色しやすくなります。

このようにいろいろな原因で着色はついてきます。もし着色が気になる人がいれば1度歯科医院でにいらしてみてください。