歯周病検査で行うこと

新年あけましておめでとうございます!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

みなさん年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?今シーズンは本当に雪が多くて大変ですね(T_T)それ以上に凍結も怖いですよね(*_*)みなさんお越しの際は、車の運転に十分気をつけていらしてくださいね!

さて、今回は歯周病検査についてお話をさせて頂きます。初めて来院される方やお久しぶりの方、定期検診に通われてる方は行なった事があると思います。歯周病の状態を把握する上でとても重要です!

①《プロービング》

歯周ポケットの深さを測定します。

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目の溝の事を言います。歯面や歯と歯ぐきの境目に付着したプラーク(歯垢)や歯石が、歯肉の炎症を起こし、歯周ポケットを深くしてしまいます。健康なポケットの深さは23ミリです。歯周ポケットが深くなると、以下の様な症状が出る場合があります。

45ミリ

・ブラッシング時、出血すり

・歯が浮く感じがする

・歯肉がムズムズする

67ミリ

・口臭が気になる

・歯肉から膿が出る

・物が噛みにくい

・歯肉が腫れぼったい

8ミリ以上

・歯がグラグラする

・口臭がひどい

・噛めない

②《動揺度》

歯が動いていないかを調べます。

歯は、歯槽骨が吸収され歯を支えられていない時や、噛み合わせが強すぎる場合などに動きが出てきてしまいます。歯の動揺度は以下に分類されます。

・動揺度0

生理的動揺のみでほとんど動きはなく、正常な状態

・動揺度1

前後の1方向に歯が動く、初期の歯周病の状態

・動揺度2

前後・左右の2方向に歯が動く、進行した歯周病の状態

・動揺度3

前後・左右・上下の3方向に歯が動く、重度の歯周病の状態

③《歯肉からの出血の有無》

歯周ポケットの深さを測るプロービング時に、歯肉の炎症により出血した部位をチェックします。

プロービング後すぐに出血する場合は、歯肉辺縁の炎症。プロービング後に少し時間を置いて出血する場合は、歯周ポケット底部に炎症がある事を表します。

その他に、レントゲン撮影や口腔内写真撮影などの検査もあります。

このように検査を行う事で、歯周病の状態を確認し、その人に合った歯周治療を行う事ができるます。

自分の歯周病の状態が気になる方や、久しく歯科に通ってない方は、是非一度しっかりとした歯周病検査を行う事をオススメします!自覚症状が出てからでは進行してしまっている場合多いですので、今の自分の歯周病の状態を把握し、毎日のブラッシングと定期的な歯石除去をして、しっかりと予防していきましょう