口臭の種類について

みなさんこんにちは!歯科衛生士の桑折です😄10月もあっという間に終わり11月になりますね!10月は急に温度が下がり連日寒さが続く日があったり少し暖かくなったりと温度変化ありましたね。11月も温度変化があると思うので体調管理に気をつけて行きましょう😃コロナも落ち着いてきているとはいえ感染予防にも気をつけて行きましょう!

 

さてみなさん口臭に種類があるのはご存知でしょうか?

今回は口臭の種類について説明していきます。

①生理的口臭:起床時や空腹時、月経時などに起こる口臭。誰にでもある、加齢やストレス、緊張などで唾液の分泌が低下すると口腔内の自浄作用が、働きにくくなり口臭が強くなることがある。

②病的口臭

(1)口腔由来の病的口臭:舌苔、プラーク、歯石、う蝕、歯周病、舌炎、口内炎や口腔膿瘍などの軟組織疾患、義歯の清掃不良、合わなくなった補綴装着、唾液分泌の低下(唾液の減少による自浄作用の低下)などがある。虫歯がある歯や歯周ポケット内では、タンパク質(破壊した歯質、血液、膿)を口腔内細菌が分解して臭気物質を発生する。あるは、残留している食物残渣を細菌が分解して腐敗臭を放つ。

(2)全身由来の病的口臭:全身疾患には、糖尿病、肝疾患、腎疾患、消化器疾患、耳鼻咽喉系疾患、呼吸器系疾患などがある。これらの口臭は、鼻や副鼻腔から口腔に出るもの、血液から肺を介して呼気として出るもの、消化管から口腔に出るものがある。いずれも原因の除去とともに口臭は消失する。

③仮性口臭症:口臭は認められないが、自身では「口臭がある」と思っている場合がある。実際には口臭がないので、検査検査を説明することによって「口臭がある」という訴えが改善される。

④口臭恐怖症:自臭症ともいわれる。仮性口臭と同様、実際には口臭を認めないが、自身の口臭がないという検査結果を受け入れられず、「口臭がある」と思い続ける状態である。この場合、客観的な検査とカウンセリングが必要な場合がある。

⑤飲食物・嗜好品に由来の口臭:原因は、例えば、ニンニン、ネギ、ニラ、酒、タバコなどである。これらの臭気物質は体内で消化吸収されて血液中から肺に移行し、呼気として体外に排出される。一時的なものなので自然に消える口臭。

このように口臭には種類たくさんあります。もしかしたら歯周病・歯石からきているものもあるので、口臭が気になる方は、1度、歯科医院にいらしてみてはいかがでしょうか?

 

『全国歯科衛生士教育協議会 監修 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論』より