黒川郡大郷町の歯科

誤嚥性肺炎の予防  6

皆さん、こんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
自民党総裁選が終わり蓋を開けてみれば岸田氏の独走体制で幕を下ろしましたね。前回の菅前総理の時の総裁選の時には2位の位置でしたが今回は見事勝利となりました。次の首相と世論調査では言われていた河野氏は想定外の大惨敗と言われています。今後は人事が話題になりますが幹事長には甘利氏がなるとのお話しですね。今回敗れた河野氏、高市氏、野田氏もそれぞれどのような人事になるのか興味がありますね。日本を良くする政治。日本を守る政治をして欲しいです。

 

さて今回も誤嚥性肺炎の予防についてお話ししていきます。
嚥下ケアの現在は、飲み込めないから訓練することをしています。しかしこれでは現状維持かそれより悪くなる以外にありません。飲み込めるうちに訓練していくことが大切になります。

 

現場では、食べ物にとろみをつけたりして飲み込みやすいものを食べてもらうという風な工夫をしています。しかしこのような介助を続けていても残念ながら飲み込み力は改善しません。例えば歩くと点灯しやすくなったので家を改築してバリアフリーにしたりします。階段がなくなりエレベーターが設置されたので転倒することはなくなります。しかし階段を登ることがなくなったので歩く機能は衰えていきます。これと同じようにむせることが増えたからといって、食べるものにとろみをつけてしまえば飲み込む力はさらに衰える一方です。しかし、それがわかっていても無理に飲み込ませると誤嚥が起こる確率が高いので食べ物の形態や量の調整をするしかありません。

 

一方、まだ十分に飲み込める状態で訓練を始めれば、誤嚥せずに訓練をすることができます。実際に水を飲みながら、飲み込み方の練習をすれば、どうすれば誤嚥せずに飲み込めるのかを体で覚えることができるのです。またそれを繰り返すと、余裕を持って飲み込める「のど」を作ることができるのです。

 

これまでの嚥下ケアは始めるのが遅く、理解力が衰えた人を対象とせざるえないため「飲み込み方」を指導することはほとんどありませんでした。まだまだ飲み込めるから、嚥下の訓練は不要と思っている人が多いのです。また嚥下ケアは飲み込みにくくなってから行うものだという思い込みもあります。しかし、老化で重症の嚥下障害になると、根本的に改善させる方法はありません。ですから、まだ大丈夫なうちに始めるのが大切です。

 

参考文献 メイツ出版 のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング