黒川郡大郷町の歯科

歯周病が及ぼす危険

みなさんこんにちは!歯科衛生士の桑折です。9月もあっという間終わり10月になりますね。😀9月は気温が高くなったり低くなったりと気温の変化があり体を崩される方が多かったのではないでしょうか?10月も体調を崩さないように気をつけて行きましょう。😄

話は代わりみなさん歯周病が全身に及ぼす影響はご存知でしょうか?歯周病はいろいろな疾患に影響を及ぼしていきます。今回はそれについて説明していきます。

①糖尿病

歯周病に罹ってしまった歯周組織から産生されるサイトカインが血管内のインスリンの機能を低下されることによって糖尿病を悪化させてしまう。

②誤嚥性肺炎:食べ物や唾液などが誤って気道に入ってしまうことから発症する肺炎のこと。

誤嚥性肺炎の主な原因は歯周病菌であるといわれている。誤嚥性肺炎の予防はお口のケアが必要となる。

③血管障害

歯周病の慢性炎症が進行すると血管内皮細胞に障害を与え、動脈疾患の発症リスクが高くなる。

④早産・低体重児出産

歯周病に罹患した妊婦さんでは、歯周組織で産生されたサイトカインなどの炎症性物質が血行を介して胎盤、子宮に移行し、早産・低体重児出産のリスクを高める。

⑤骨粗しょう症

骨粗しょう症の中でも閉経後骨粗しょう症の患者さんは、歯周病が進行しやすい原因として最も重要と考えられているのが、エストロゲンの欠乏。エストロゲンの分泌が少なるとなると、全身の骨がもろくなるとともに、歯を支える骨ももろくなります。また、歯周ポケット内では、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が進むと考えられています。また、骨粗しょう症の治療薬であるビスホスホネート製剤の服用している患者さんは、歯周組織の周囲の骨が壊死するリスクがある。

⑥肥満

脂肪組織から分泌されるアディポサイトカインとよばれる炎症性物質が歯周組織の炎症を亢進している可能性がある。

⑦妊娠性歯肉炎

妊娠すると歯肉炎にかかりやすいといわれている。女性ホルモンが大きく関わっている。女性ホルモンでもあるエストロゲンが、歯周病原細菌の増殖を促す。妊娠中にお口の中を清潔にしておかないと歯周病になる恐れがある。

⑧関節炎・腎炎

関節炎や糸球体腎炎が発症する原因のひとつとして、ウイルスや細菌の感染がある。関節炎や糸球体腎炎の原因となる黄色ブドウ球菌やレンサ球菌の多くは、歯周病原細菌などお口の中に多く存在している。これらがお口の中の細菌が血液中に入り込んだり、歯周炎によって作り出した炎症物質が血液に入り込むことで、関節炎や糸球体腎炎が発症する。

このように歯周病は全身に及ぼす影響が様々あります。そうならないために、日頃の歯磨きや歯科医院の定期検診を受診するをお勧めします。

 

「全国歯科衛生士協議会 監修 最新歯科衛生士教本 歯周病学」より