黒川郡大郷町の歯科

誤嚥性肺炎の予防 4

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
いよいよ今年も8月が終わり残り4ヶ月で今年も終わってしまいます。1年があっという間に終わってしまう感じがしています。今年もコロナで振り回されている感じがしますが、何とか東京オリンピックも終わり、やってみれば色んなドラマがあり楽しめた感じがします。現在は東京パラリンピックが開催されていますが、白熱した競技が繰り広げられてこちらも楽しく観戦させていただいています。皆さんんもテレビの前で応援していきましょう!

 

では前回に引き続き誤嚥性肺炎の予防についてお話ししていきます。
老化により重症の嚥下障害になってしまうと元通りに食べられるようになるのはほぼ無理ということが言われています。
理由は、嚥下障害になると日常生活に必要なエネルギーを摂取することができず、体力や抵抗力がなくなってしまいます。つまり病気を治すために食べなきゃならないのにそれができなくなり、なかなか回復していきません。足の筋肉が弱くなり歩くことができず、骨が弱くなり骨折しやすくなったり免疫力も落ちて風邪や感染症にかかりやすくなります。そうなると寝たきりの状態になってしまいます。この状態は嚥下障害をさらに悪化させてしまいます。歯を磨けなくなると口の中が汚くなり、その汚くなった口の中の唾液がむせたりして気管などに流れ込むと誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。また、体全体の筋力が衰えるため、呼吸筋も弱くなりうまく異物を気管が出せなくなってきます。

 

もう一つの理由としては嚥下障害になると嚥下のリハビリテーションが行われます。嚥下リハビリは状態を見ながら食べ物の形や量、食べる姿勢を調整することが主な内容です。つまりリハビリでは患者の飲み込み力に応じて食べるものを変えるだけというのがほとんどです。なので飲み込む力がつくわけではありません。医療機関が介入する状態の時には、認知症も少し進んでいることも多く、理解力も低下しています。その状態でどのように飲み込んでいるかを説明してもあまり意味がありません。ただリハビリは必要でそれをしないとどんどん飲み込む力が急激に弱くなります。
この状態になると最終的には口から食事が取れなくなってしまうので、負のスパイルに陥る前に予防していきましょう。
誤嚥性肺炎や飲み込みの力が衰えてきたと感じたら是非お越しください。

 

参考文献 メイツ出版 のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ 嚥下トレーニング