口腔ケアのグッズ(補助的清掃用具)

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。

 

新型コロナウイルスのワクチンの一回目を先日、医療従事者として皆さんよりお先に接種させていただきました。接種直後は痛みもなく、倦怠感もありませんでしたが数時間後に筋肉痛のような痛みがあり腕を上げると痛みがありました。熱や倦怠感はなかったのでよかったと思います。数日にはその痛みもなく仕事をできる状態になりました。今高齢者にも接種ができるようになってきて最近きた患者さんはもう2回目も受けたといってた方もおられました。早くコロナが終息するのを祈ります。

 

さて今回も歯科で取り扱われている歯に関する清掃用具についてお伝えいたします。

 

皆さん、歯を磨くときは歯ブラシだけ使用しますか?それともそれ以外の清掃器具を使用しますか?
歯ブラシだけでは落とせない汚れがあります。例えば歯と歯の間の汚れや1番奥の歯の汚れなどは取りづらくなっています。

 

歯ブラシだけで取れる汚れは約60%と言われています。では残りの40%歯どうでしょう?
大体100%綺麗に磨ける人はほとんどいません。歯ブラシと補助器具(歯間ブラシやフロス)を使用したとしても95%ぐらいのプラーク除去率になります。
では具体的に説明していきましょう。

 

①デンタルフロス
デンタルフロス、いわゆる糸ようじとも言われますが歯と歯の間の汚れを取っていきます。歯と歯の接触しているところは通常、お子さんの歯なら面で接触しています。大人の歯は点で接触しています。その接触しているところに汚れがついていると虫歯になります。デンタルフロスはその部位を一日一回フロスするだけで虫歯の予防効果があります。特にお子さんの仕上げ磨きの時にはフロスをしてあげることをお勧めいたします。

 

②歯間ブラシ
歯間ブラシは基本歯と歯の間の主に歯肉に近い部分を清掃するときに使用します。またブリッジや連結されている被せ物の間を掃除するときに使用します。歯間ブラシの使用には注意が必要です。その隙間にあったサイズを使用してください。小さすぎるとせっかく使用してても汚れが取れてなかったり、大きすぎると歯肉を痛めてしまい歯肉退縮の原因にもなりますので隙間にあった大きさがわからない方はぜひ当院スタッフにお聞きください。

 

③タフトブラシ
タフトブラシは一本ブラシとも言いますが短い毛束が一本ついた歯ブラシです。1番奥の裏側を磨くように設計されており、親知らずなど少し変わって萌えてきた歯などに効果的です。またコンパクトなので見ながら届かなかった汚れを取ったり、お子さんの仕上げ磨きなどにも使用してみてください。

 

補助的な清掃用具を活用して虫歯や歯周病予防をしていきましょう。