こんにちは!大郷町歯科医院、歯科助手の佐藤です🐶
気温も高くなりつつあり、早くも夏を感じる今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
今は季節の変わり目とも言える期間ですので、体調管理には十分お気をつけください!
さて、今回お伝えするのは『入れ歯』についてです。
入れ歯というものは、歯がなくなってしまった部位に対し人工的に作られた歯を装着し、歯のない部分を補う方法のことをさします。
これは、差し歯(被せ物)とはまた違うので取り外しが必要になります。
入れ歯のメリットを挙げると、
・取り外し式なのでお手入れがしやすい
・他の歯を補う方法(ブリッジ、インプラント)よりも安く作れる
反対にデメリットを挙げると、
・硬いものが噛みにくい
・食べたものの温度を感じにくい
などがあります。
次に、入れ歯作成の手順をお伝えしてして行きます。
当院では入れ歯完成までに4回(多い方で5回)来院回数がかかり、入れ歯の調節に1回〜数回かかるためおおよそ6回の来院が必要です。
1回1回どのような流れで進んでいるのかというと、、、
1回目 型取り
患者さんにあったトレー(型枠)をお口の中で合わせてみて、型取りをします。
ここで当院にある型と合わない場合は、1度大まかに型をとり、患者さん自身にあったトレーの作成から行います。
その場合トレーは次の回での完成になるため来院回数が1回増えます。
2回目 噛み合わせを決める
1回目でお取りした型に石膏を流し入れ、石膏模型をお作りするのですが、その模型を元に噛み合わせの位置を決めるためのものが出来上がってきます。
それを口の中にはめて高さを決めて行きます。
3回目 試し合わせをする
2回目に決めた噛み合わせの位置に来る様に、歯を並べて入れ歯の完成形に近い形のものが出来上がります。
それを口の中に入れ、出来たときの見た目を確認します。(このとき見た目が気になると思う場合でも修正が可能です。)
4回目 完成、お渡し
入れ歯が完成してくるので、調節をしてお渡しします。
5回目〜 入れ歯の調節
まずは、お渡しから1週間後使ってみて痛みや、気になる所がないどうかをお聞きして調節を行なっていきます。
基本的には、1回調節をして終わる方が多いのですが、馴れるまで時間がかかるという方もいるため2回3回とかかる方もいます。
と上記のような流れで進んでいきます。
入れ歯は一度作って終わりというわけではなく、その後使い続けることに意味があるものだと思うので調節はこまめに行うとなお良いと思います。
次は、入れ歯お渡し後の扱い方、注意点についてです。
まずはお渡し当日に関しては、以前から入れ歯を使っていただいている方でも新しいこと入れ歯には馴れていないので、普段通りの食事というよりは柔らかいものを意識して取るようにしてみてください。
入れ歯に馴れるには有効的だと思います。馴れてきたら徐々に元の食事に戻していただいて大丈夫です!
入れ歯は、基本的に取り外すものなので、食事後は外して洗浄していただいた方が、口の中も入れ歯自体も綺麗に保つことができます。
洗浄の方法についてですが、普段お使いいただいている歯ブラシを使い、お水で洗ってあげてください。
歯磨き粉を使ってしまうと、中に含まれる研磨剤によって入れ歯の表面に傷がつき汚れがつきやすくなってまいますのでご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
入れ歯をお使いいただいている方、これから作ろうとしている方ぜひ参考にしてみて下さい!