口腔ケアのグッズ(歯ブラシについて)

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。
3月も終わり来月から新年度の始まりの方も多いかと思います。昨年もコロナの影響で入学式、入社式などが中止で新入生方はいつの間にか新たな生活が始まっていたような気がします。このコロナがなければとつくづく感じた一年でしたね。新年度はコロナのワクチンが接種され始めていますのでまた違った一年を過ごせるのではないかと感じております。最近は宮城県でもコロナの感染者急増中ですので皆さん手洗い、うがいをしっかり行い感染予防をしていきましょう。

 

さて今回も歯ブラシについてお伝えしていきます。

 

前回に引き続き当院にて販売している歯ブラシのruscello(ルシェロ)についてお伝えいたします。
このルシェロは歯科医院専売の商品になります。
種類としてはルシェロ、ピセラ、インプラント、オペレーション、ホワイト、ルシェログラッポがあります。

 

 

・ルシェロ  Bー10
カリエスの予防、健康的な歯肉〜歯肉炎の方向けの歯ブラシです。
毛の太さによりM=7ミリ、S=6ミリがあり清掃能力は同等です。
特徴的なのはまず先端部に毛先が集中しているところです。先端部に角度をつけた毛があるのでワンタフト形状をしているので最後臼歯遠心部や小窩裂溝部が磨きやすく、歯間部や叢生部にも毛束が入り込むため磨きやすいです。
また3列目以降の毛が長い毛と短い毛を混合させた段差植毛を採用しており、ブラシを横に動かすだけでも歯間部まで毛先が入り、プラークを除去します。

 

・ピセラ  Bー20
10代の方や女性の方のカリエス予防、永久歯萌出途中、健康的な歯肉〜歯肉炎の方向けの歯ブラシです。
10代はまだ顎が小さく、さらに萌出期の永久歯は磨きにくいです。また成人女性の顎や手は成人男性に比べて小さいので大人用の歯ブラシでは大きすぎるところがあります。ピセラはそんな方々に向けて作られた歯ブラシです。
特徴としては先端の5タフトに角度をつけて植毛しているので最後臼歯遠心部や小窩裂溝部が磨きやすく、歯間部や叢生部にも毛束が入り込むため磨きやすいです。
また先端から3列目以降に長い毛と短い毛を混合させた段差植毛がされており、顎や口の小さなかたに合わせて毛の高さを低く設計し、段差を2ミリにすることでソフトな磨きごことになっています。
また、4列の植毛になっているので萌出途中の歯冠長の短い臼歯部を磨く際にもブラシが歯面に安定して当たります。咬合面と頬または舌側面を同時に被せるように磨くことも可能です。
毛の硬さもソフトの毛もあります。永久歯が萌出直後だと歯肉炎があるため痛くて強く磨けない場合があります。そんな時にはソフトの歯ブラシを使用して歯肉に優しくブラッシングすることができます。

 

次回はその他のルシェロの歯ブラシについてお伝えしていきます。