震災から10年

皆さんこんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。

 

今日で東日本大震災から丸10年が経ちました。皆さんはどのような気持ちでこの10年間を過ごしてきましたか?
またどのような気持ちでこの今を感じていますか?

 

自分は10年前の震災時、埼玉県で勤務していて埼玉でも震度4〜5の地震がありました。勤め先がビルの3階にありましたので横に大きく揺れたのを今でも覚えております。
自分の出身が岩手ということもあり実家や知人に連絡しましたが連絡が取れず、テレビで流れる津波の映像をただただ呆然と見るだけでした。
今現在宮城県にきて様々な方々から震災当時の話を聴き自分の命の有り難さを感じました。

 

今できることは今やっておくことが大事だと思います。大切な人と、今日、話しておきましょう。
今日話さなくても明日はきっと来るだろう。でも10年前の今日は、明日が来るのは当たり前ではなかったのですから・・・
後悔しないためにも一日一日を大切に生きていきましょう。
これからも歯科という立場ではありますが皆様のお役に立てればと思います。

 

さて今日は親知らずについて少しお話ししておきます。

 

よく親知らずが腫れたとか重苦しい痛みがあるとかで来院される方がいます。
しっかり真っ直ぐにはえてくれば問題はないのですが骨の中に横になって埋まっていたりして奥歯を押してきたりするものや、少し顔を出していて隙間ができてその隙間に食渣が溜まり炎症を起こしたりします。
こんな状態になっている歯をそのまま放置していれば痛みが頻繁に出てきます。騙し騙し過ごしているうちに隣の歯が虫歯になったり、歯並びがおかしくなって噛めなくなったり、親知らずが原因で舌の下や頬、首の組織へと炎症が広がり発熱をして入院が必要になることもしばしばあります。

 

歯医者は痛みがある時以外来ない方がおられます。痛みがひどい時や強い炎症がある時は抜歯を避けなければなりません。炎症によって口腔内に生じている酸が麻酔薬の効果を消してしまうので麻酔が効きにくくなります。

 

さらに炎症が強い時に抜歯をすると治りが遅く、二次感染を起こし痛みや腫れがひどくなることもあります。年齢が進むと歯と骨がくっ付いてしまい抜くのも大変になります。

 

当院で抜歯できる歯は抜歯していきますがどうしてもできない場合には近隣の病院への紹介状を出させていただいております。そのためまずは炎症を抑えていただくように処置をさせていただいております。
親知らずでお困りの時はお気軽にお声掛けください。