2月13日の地震

皆さん、こんにちは。大郷町歯科医院の院長、嶋です。

 

2月13日(土曜日)23時08分ごろに福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の強い地震が発生し、ここ宮城県でも最大震度6強という強い揺れを観測しました。少し長めな大きな揺れとその揺れの直後に地震速報のけたたましい音と共に起こされました。

 

幸い津波は観測されなかったので皆さん安心されたと思いますが、2011年3月の東日本大震災の記憶が蘇った方も少なくないと思います。今回の地震はその震災の余震とも言われております。
10年も経っているのにまだ余震が来ていることに本当恐怖を感じます。

 

またこの地震の影響で各地で断水が起こったり、東北新幹線も被害を受け那須塩原駅から盛岡駅まで運転見合わせとなりました。今もなお地震の影響により被害を受けてる方もいらっしゃいます。
専門家は大きな地震の後に対になる形で再び大地震が起きる例が過去に何度もあったと言っています。
今後また地震に備えて十分な対応をしていきたいものです。

 

今回は災害時に必ず必要な口腔ケアについてお話しします。
阪神大震災、東日本大震災の時も言われてきましたが、災害時に口腔ケアは欠かせないと言われています。
避難所生活や水不足で口の中を清潔に保てないと体にも影響を与えてしまいます。

 

特に高齢者だと誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。高齢者だと入れ歯を使用している方も少なくありません。
入れ歯も細菌が付きますので汚れを落とし、夜は外しておきましょう。

 

避難所生活で歯ブラシがない時も少しの水やお茶でしっかりうがいをしていきましょう。
またハンカチなどで歯の表面や舌、粘膜などに付着した汚れを拭き取るのも効果的です。

 

唾液も口の中の汚れを取ることに重要です。唾液が少なくなると虫歯になりやすくなることは知られています。
顎の付け根や耳の下を充分にマッサージすることによって唾液が出やすくなる効果があります。

 

また液体歯磨きがあれば、少量で口の中の汚れを取る効果もありますので災害時には用意しておくのもいいかもしれません。

 

新型コロナウイルスやインフルエンザなども口腔ケアは重要です。さらに大きな地震が起こると避難所生活も考えなければなりません。コロナ禍の中での避難所生活になることも予想してそれに対して十分用意していきましょう。

 

日々の日常でも口腔ケアは重要です。定期的に口腔ケアをすることで健康的な日常を送ることができます。お口の中で気になることがあればぜひ当院へお越しください。