歯磨きの補助的清掃用具とは

みなさんこんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

2月に入りましたが、いかがお過ごしですか?今年の節分は2月2日でしたね。124年ぶりだったそうです。私達は一生に一度の経験をしたということですね。ちなみに37年前は2月4日だったそうです。記憶に残っている方もいたのではないでしょうか。立春を過ぎたとはいえ、季節はまだ冬です。雪が降って寒い日が続いたかと思うと、春先のように暖かかったりする日があるなど、気温の差が激しい日がまだ続くと思いますが、このような気温の差の変化がストレスとなって自律神経が乱れ、体調を崩すことがあるそうです。身体がだるかったり、頭痛や肩こりが続いたりといった症状が原因なく続く場合は気温の変化によることもあるそうなので、体調の変化には十分に気を付けていきましょう。

さて、今回のブログは、「補助的清掃用具」について書かせていただきます。

 

「補助的清掃用具」とはハブラシ以外の物を言いますが、皆さんは何を思い浮かべますか。

補助的清掃用具には、歯と歯の間の清掃に使われる「歯間ブラシ」や「糸ようじ=デンタルフロス」、歯並びが悪いところや奥歯の奥側を磨く小さいハブラシ(ワンタフト)、それから舌の汚れを取る舌ブラシもあります。

 

では、使い方を説明いたします。

「歯間ブラシ」・・・歯と歯の隙間の部分や被せ物のブリッジの隙間の部分の清掃に使います。歯と歯の間にブラシを入れて動かし汚れを取ります。隙間の大きさに合わせてブラシのサイズを選んで使いましょう。隙間にブラシが抵抗なく入っていくサイズが適当だと思われます。無理に押し込んだり、ブラシが斜めに入ったりすると歯ぐきを傷つけることがあるので気をつけて使いましょう。持ち手の部分もL字型とI字型があるので使う場所により選んでいきましょう(奥歯には比較的L字型が使いやすいと思います)。

「糸ようじ=デンタルフロス」・・・歯と歯の間の隙間が狭い場所に使います。糸のように巻かれており、適当な長さに切って指に巻きつけて使うタイプと持ち手の先に糸が張ってあるタイプがあります。歯ぐきを傷つけないように力を入れ過ぎず少しづつ歯と歯の間に入れます。歯の側面に当てて上下に動かし汚れをとります。詰め物をしている所は糸を抜くときに引っかからないように気をつけましょう。

「小ブラシ(ワンタッチタフト)」・・・歯並びが悪かったり奥歯の奥側などハブラシが届きにくい場所に使います。

「舌ブラシ」・・・・・・・・舌の表面に付着した汚れをとります。ブラシを濡らして舌を前に出し、奥から手前にブラシを当てま             す。力を入れてゴシゴシ磨かないようにしましょう。少し下を向きながらすると嘔吐感がやわらぎます。

 

ハブラシだけでは歯についた汚れの60%しか落とすことができないと言われています。残りの40%は歯と歯の間についた汚れがほとんどです。ハブラシと補助的用具を併用することでハブラシが届きにくいところをきれいにすることができ、虫歯や歯周病の予防に繋がります。