歯の根の中の治療

みなさんこんにちは

大郷町歯科医院歯科助手の佐々木です☃️

あっという間に12月に入って2020年ももう少しで終わりますね🥲今年の雪は去年に比べ多く自分は初めての雪道運転ですので出勤するのに毎日ハラハラしてます😭みなさん運転には十分きをつけましょう!

 

ところで皆さんは歯の根の中の治療をしたことがありますか?

虫歯を放っておくと、虫歯は深くまで進んで神経(歯髄)に達してしまいます。これを歯髄炎といいます。歯髄が細菌に感染してしまったということです。

 

神経を取り除いてしまえば痛みは治りますが、治療を途中で止めてしまうと、根が腐ってしまったり、歯がボロボロになって、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。治療期間が長い人ですと数ヶ月かかる方もいますので根気よく、最後まで治療しましょう。

治療を終えても再発する可能性があります。

〜治療前の症状〜

治療前の症状としては歯がズキズキと痛みがでたり、歯ぐきが腫れてきたりします。

この時には根の中にはたくさんのバイ菌の住みかになっています。このまま放置してしまうと全体が腐ってしまいます。

〜治療の流れ〜

まず、神経がある場合ははじめに神経をとります。(抜髄)

・抜髄後はお水、お湯あるいら空気がしみるといったような症状はありません。

・食後はすぐされても構いませんが、麻酔が1時間ほど効いていますので、(この時間は患者さんによって異なります)舌やほっぺたなど噛まないように注意してください

・神経をとっても、歯の周りの骨や歯茎は死んでいません。そのために、次のような症状が起こることがありますが次第に治ってきますので心配はありません。(患者さんによって症状が異なります)

1,麻酔がさめたあと、ズキズキした痛みがある

神経の切り口の痛みです。

2,噛み合わせると響く

固いものを噛んだり、歯をくいしばったりするのを控え、できるだけそっとしておいてください。

3,歯ぐきが痛む

麻酔注射のあとが傷になっているためです。歯磨きをする際は患部を外して行ってください。

4,違和感がある

重い感じ、ういた感じがする。

〜神経を取り終えたあと・以前に神経をとっている場合〜

①腐った部分をリーマーという器具を使って取り除き、丁寧に掃除と消毒を繰り返します。膿みがたまっているときは、膿が出なくなるまで何回も行います。(以前に神経の治療を行なっている場合はつめものをとる作業が加わります。)

キレイになった根管内をガッタパーチャなどの根充材(根管内を埋める薬)で封鎖していきます。

⚠︎痛みはこの時点で治りますが、ここで中断すると再びバイ菌が住み着き治療前よりも悪くなり、骨の中に膿が溜まることもあります。

②根管内を封鎖したら芯になる柱を立てます。

⚠︎ここで中断すると柱と歯との境目から虫歯になることもあります。まと、歯並びや噛み合わせにも影響を及ぼします。

③型をとって被せものを作り装着すれば、しっかり噛めるようになります。

⚠︎治療が完了した後は、定期的な歯科検診を受けて、歯を大切に守りましょう。

虫歯が深くまで進行してしまうとその分治療の期間が伸びたり、痛みがひどくなってしまいますので少しでも違和感を感じましたら早めの受診をお勧めします。