歯周病について

こんにちは!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

いよいよ12月ですね!今年も残りわずかとなりました。コロナウィルスの影響からか、例年以上にあっという間に感じる1年でしたね(^_^;)本来であれば、忘年会やクリスマスなどで、忙しくも楽しい12月になるはずですが、今年は大人しく残り1ヶ月を有意義に過ごし、良い1年の締めくくりにしたいと思います\(^^)

さて、今回は歯周病についてお話をさせて頂きます!

まず、歯周病とは、歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。歯と歯ぐきの境目に付いた歯垢から、歯の根に沿って歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していきます。

統計によると、35歳で80%の人が歯周病に罹患しているそうです!

しかし、35歳になってから突然、歯周病になる訳ではありません。実は10代の頃から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて、歯肉をじわじわとゆっくり破壊していき、歯ぐきから出血するなどの自覚正直が出る30代頃には、既に歯肉炎や歯周炎に罹患してしまっているのです。

むし歯とは違ってほとんど痛みもなく進行してしまう為、気がついた時に歯を抜かなければならないこともあり得る、怖い病気なのです!

歯周病の進行段階は、大きく分けて、歯肉炎軽度歯周炎中度歯周炎重度歯周炎という4段階に分けられます。ほとんどの人は自覚症状が出てから歯科を受診する方が多いですが、症状が出てからでは悪化してしまっている状態になります。ついつい放っておいてしまうと、歯周病が悪化し、歯を抜くと多くの障害も出てきます。50歳代で自分の歯がほとんどない、、、なんて事にならないように、日頃から歯周病の予防を心がけていきたいですね!(>_<)

歯周病の予防としては、以下が挙げられます。

①毎日のブラッシング

毎日のブラッシングで丁寧に歯垢(プラーク)を取り除く事が1番大切です!ただし、『磨いてる』と『磨けている』は違いますので、歯科医院でご自身のブラッシング方法を是非確認してみてください(^^)

②定期検診

歯ブラシが上手く当たらず歯垢が残ったままだと、石のようにかたい歯石になります。歯石はもうブラッシングだけでは取れないので、歯科医院での歯石除去が必要になります!3ヶ月〜半年に1回は定期検診に行き、歯石除去とお口の中の健康チェックをお勧めします

③早めの診療

歯周病は、初期であれば完治する事ができますし、悪化していても適切な治療とセルフケアで、歯を抜かなくても済むケースもあります!少しでも、出血や腫れ、口臭や痛みなどがあれば、積極的に診察を受けましょう!!

歯を失う原因は、むし歯だけではありません。歯周病でも歯を失うことがないよう、自分のお口の中の健康を今一度、確認してみてください!そして、何か症状が出てから歯科に行くのではなく、予防の為に定期的に歯科に通う習慣を、是非身につけて頂ければ幸いです