電動ハブラシについて

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。秋の味覚でもある秋刀魚を食べることなく、秋も終わってしまいました。大分寒くなってきましたが体調など崩しておりませんか。この寒さに、我が家もついに暖房を使うようになりました。コロナウイルスも県内ではクラスターが相次いでおり、空気が乾燥してくる季節は感染力が強くなるのでしょうか。風邪が流行る時期でもあるため、お互いに体調管理には十分気を付けていきましょう。

 

さて、今回のブログは、電動ハブラシについて書かせていただきます。

本院では、定期的な歯の検診とクリーニングで来院されている患者さんに、磨き残しの確認と正しい磨き方についてのお話をさせていただきます。その際、よく受ける質問が電動ハブラシについてです。詳しくお話を聞いてみると、「使ってみたいと思うが効果はあるのか」とか「種類がたくさんありどれを選んだらいいか迷ってしまう」との事です。実際家電量販店にいくと、たくさんの種類の電動ハブラシが置かれています。ブラシの大きさや機能も様々、料金においてもピンキリです。出来ればお手頃な価格で効果が得られるものを選びたいものですよね。

 

では、電動ハブラシについての説明をさせていただきます。

<電動ハブラシの利点>

①上手く手が動かせず歯磨きが出来ない方や高齢者の方でもハブラシを歯に当てるだけなので上手に磨くことができる。

②一定の力で効率よく磨くため手で磨く時より時間が短縮できる。

③複雑な動きにより手磨きでは難しいところもきれいに磨くことができる。

 

<電動ハブラシの欠点>

①ハブラシに比べると高価であることに加え、替えブラシやバッテリー等の交換などコストがかかる。

②使い方によっては歯ぐきを痛めることがある。

③振動に慣れない人は使うことが難しい。

④電動ハブラシを使っただけできれいに磨けたと勘違いしやすい。

 

<電動ハブラシの種類>

①充電式と乾電池式がある

②ブラシの動きが回転式・音波式・超音波式がある

※回転式(丸いハブラシがクルクルと回転して汚れを落とす しっかり磨けるが歯ぐきへの刺激が強い)

※音波式(手動のハブラシと同じ形で高速振動で水流を起こし汚れを落とす。歯ぐきへの刺激が少ない)

※超音波式(音波式より振動が強く汚れを浮かせて取り除く)

 

<目的に合った選び方>

機能や付属品等により価格に差が生じるので、「しっかりと汚れを落としたい。」・「持ち運びできるサイズがいい」・「手ごろな値段のものがいい」等目的にあった選択をお勧めします。それでもなお、迷っている方はかかりつけの歯医者さんで相談する事をお勧めします。