むし歯になりやすいところ

こんにちは!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

6月に入り、子供たちの学校も徐々に始まってきているようですね!(^^)

ここ最近は、なんだか急に暑くなってきているので、体が慣れないうちは体調管理に注意しましょう(*_*)

 

さて、今回はむし歯になりやすいところについてお話をさせて頂きます!

 

成熟した大人の歯は、そう簡単にはむし歯になりません。大人の歯がむし歯になるきっかけは、生え始めの歯質が弱い時に出来ることが多いです。生えたばかりの永久歯は、ちょっと油断するとすぐにむし歯を作ってしまいます。むし歯になりやすい部分は、大人になってもむし歯になりやすいのです。特にむし歯になりやすい部分は、以下の3ヶ所です。

奥歯の噛み合わせの面にある溝

隣り合う歯と歯の間

奥歯の外側にある溝

奥歯の噛み合わせの面にある溝は、生えてしばらくの間は特に弱い部分です。食べカスも溜まりやすいので、最も注意が必要です。

隣り合う歯と歯の間は、外から見えないので、痛くなって歯医者さんでレントゲンを撮って分かる場合が多いです。

この他、唾液によって洗われにくく、舌や粘膜によって擦られる機会の少ない部分も、むし歯になりやすいところです。唾液の届きにくい上の1番奥の外側や、上の前歯の外側などが挙げられます。

また、年を取ると歯ぐきが少し下がって歯根が露出します。この露出した歯根は、子供の歯と同じくらい、酸に弱くむし歯になりやすい部分です。痛みを感じる細胞が、エナメル質の壁で守られていないので、歯がしみたりもします。歯周病になった歯、被せる治療をした歯は、年齢以上に歯根が露出する危険性があります。歯周病になった歯ぐきは、炎症がある時は腫れているので分からないですが、口の中を綺麗にして歯肉が引き締まると歯ぐきが下がります。被せた歯の歯ぐきも、年月が経つと、歯ぐきは下がってしまうのです。間食が多い人や、常用している薬の副作用で唾液が少なくなっている高齢者は、子供と同じように特に注意が必要です!

むし歯にならない為には、プラーク(歯垢)を溜めないように、お家でのブラッシングをしっかり行い、エナメル質を強くするフッ素の利用をお勧めします!また、ダラダラ食べをしないように間食の時間を決めるなど、シュガーコントロールも大切です。定期的な歯科医院でのメインテナンスも、是非受けるようにしましょう

 

(参考文献 「新版 歯科 本音の治療がわかる本(熊谷崇・秋本秀俊 著)」)