こんにちは!
大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/
3月に入りだいぶ暖かくなり、春を感じられるようになってきましたね♪あとはコロナウイルスが落ち着いてくれる事を願うばかりです(;_;)
さて、今回はコロナウイルスに関連して、菌から身を守もることに関する言葉の意味について、お話をさせて頂きます(^o^)/
菌から身を守ることに関する言葉としては、『抗菌』『除菌』『殺菌』『滅菌』『消毒』などがあります(^^)それぞれ意味に違いがあり、中には薬事法によって決められた製品にしか使えない言葉もあるそうです!
○抗菌
細菌の繁殖を制御することで、細菌のみを対象とするため、カビ・黒ずみ・ぬめりなどは対象外。菌の付着防止や、菌を殺したり減少させるわけではなく、あくまでも制御するのみで、制御の程度についても決まりはない。抗菌加工された製品には、日用品・家電製品・住宅建材・ペット用品などがある。
○除菌
細菌を取り除いて減らすことで、菌を殺すわけではない。手洗いや食器を洗うことも除菌で、物理的に菌を排除するもの。除菌製品には、洗剤・漂白剤・スプレー・ウェットティッシュなどがあるが、除菌の程度に関する決まりはない。
○殺菌
細菌などの微生物を死滅させることで、特に病原性や有害性のある糸状菌・細菌・ウイルスなどを死滅させることを言うが、どの菌をどの程度殺すことを言うのか、明確な定義はない。『殺菌』と言う言葉は、薬事法によって、消毒液などの医薬品、薬用せっけんなどの医薬部外品にしか使えず、洗剤などの日用品には使えない。
○滅菌
熱・薬品・放射線などで細菌を死滅させ、無菌状態を作り出すこと。殺菌と滅菌は似ているようだが、滅菌の『滅』は『全滅』を表しており、微生物の生存する確率が100万分の1
以下になることを言う。無菌状態にするためには、人間の細胞も殺してしまうことになるため、滅菌スプレーなどといった、一般製品はない。
○消毒
広義:人体に有害な物質を除去したり、無害化させること。
狭義:病原性のある微生物を死滅させたり、病原微生物の能力を減退させ、病原性をなくすことをいう。
殺菌や滅菌と似ているが、殺菌せずに病原性をなくす方法もあるため、消毒と殺菌は同じではない。消毒は滅菌のように全ての細菌を死滅させるわけではなく、病原微生物をなくしたり、能力を減退させるものなので、消毒と滅菌も同じではない。消毒には、焼却・煮沸・日光・紫外線・蒸気・薬物などによる方法がある。
以上のように、菌から身を守ることに関する言葉には、それぞれの意味と違いがあるんですね(°▽°)!是非参考にしてみてください☆彡
(参考文献 「違いがわかる辞典」)