入れ歯初心者の方へ取り扱いの注意 後編

こんにちは!大郷町歯科医院の大杉です!

今回は【入れ歯初心者の方へ取り扱いの注意(後編)】です!

なお、毎日の入れ歯のお手入れについては先月の【入れ歯初心者の方へ取り扱いの注意(前編)】でご紹介しています。

・保険適用の入れ歯を入れられた方へ

入れ歯は上下の歯ごとに、半年に1つしか作ることが出来ません。入れ歯をお渡しした日から半年以内に入れ歯を破損・紛失してしまうと保険内での再作製が出来ないためご注意ください。

また、入れ歯の内側にできた隙間を埋める処置を行った場合も同様にその日から半年間は入れ歯の作製ができません。

・保険適用外の入れ歯を入れられた方へ

自費の入れ歯には基本的に保証期間を設けております。保証期間中の入れ歯の修理(修理で対応出来ない場合は新製)は保証内の金額で対応させていただいております。

しかし入れ歯の紛失は保証対象外となりますのでご注意ください!

「入れ歯は毎日使うから失くさない」と思われるかもしれませんが、実は結構多いことなのです。前編でもお伝えした通り、入れ歯を外した時に専用のケースに入れずティッシュに包んでいたら家族がごみと間違えて捨ててしまったというお話を伺うことがたまにあります。

皆さん入れ歯を外した時は、専用のケースで保管するように気を受けてくださいね。

さて、入れ歯を初めて使われた方の中には思ったより違和感があって大変!という方も多いのではないでしょうか?入れ歯はブリッジやインプラントとは違い歯肉のピンクの部分(床)がついているためサイズが大きいのです。お口の中は髪の毛が1本入っただけでも気付けるくらい違和感に気付きやすいため、入れ歯デビューをされた方の中には「1本分の入れ歯でも違和感がひどくて使えない…。」という方もいらっしゃいます。

入れ歯こちらで調整を行いますが、違和感には頑張って慣れていただく必要があります。特に奥歯の入れ歯だと違和感があって使わなくなってしまう方もいらっしゃいますが入れ歯を外したままにしておくと残った歯が歯のない方向に動いて、せっかく作った入れ歯が入らなくなってしまいます。1日少しずつでも装着して、だんだんに慣れましょう。

そして違和感は慣れが必要ですが痛みは慣れで解決しません。使い始めの入れ歯は歯医者での微調整が必要になります。痛みを感じなくても一度は調整にお越しいただき、噛み合わせなどに問題が起きていないことを確認させてください。特に高齢者の方は入れ歯による傷が歯肉に出来ていても気付けないケースがあるので要注意です。

入れ歯を固定するバネがだんだんゆるくなってきた時も破損を防ぐためにご自身では調整せず、こちらにご連絡をお願い致します。

 

どなたでも初めは分からないことがたくさんあると思います。気になる点や心配な点があるかたはお気軽にご相談ください。