歯によい食べ物

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

 

少し長く感じた梅雨が明けたと思いきや、連日真夏日や蒸し暑い日となっております。体調はいかかでしょうか?夏バテの一番の原因は、寝不足だと耳にしたことがあります。寝苦しい毎日ですが、エアコンや扇風機等を上手に活用して十分に睡眠をとるようにしてください。

 

お子さんがいるご家庭は長い夏休み中、宿題の進み具合を心配したり、食事の準備をしたりと大変な毎日を送っていることと思います。

 

十分な睡眠と食事をしっかりとって、この暑い夏を乗り切りましょう。

 

さて、今回のブログは、歯によい食べものについて書かせていただきたいと思います。

 

なぜ、歯に良い食べ物を食べたほうがいいのでしょうか。虫歯予防として大切な「歯を丈夫にすること」につながるからです。

 

そこで、歯の質を強くし丈夫な歯を作るために必要な栄養素とその働き、具体的な食材をあげてみましょう。

<栄養素>    <はたらき>     <食材>

・カルシウム・・・歯の石灰化を助ける。(ヨーグルト、チーズ、ひじき、小魚、牛肉など)

・たんぱく質・・・歯の基礎をつくる。(卵、肉、魚、大豆、牛乳など)

・ビタミンA・・・エナメル質の土台をつくる。(豚肉、かぼちゃ、ほうれん草、人参、バターなど)

・ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助け、石灰化の調整をする。(牛乳、魚、卵など)

・ビタミンC・・・象牙質の土台をつくる。(ピーマン、さつまいも、みかん、ほうれん草など)

・フッ素・・・・・虫歯予防やエナメル質の再石灰化(いわし、えび、めざし、貝など)

 

バランスのとれた食事を規則正しくとることは、健康な体を作るだけではなく、虫歯予防や丈夫な歯を作る上でもとても重要です。ダラダラとした食事は、口の中が酸性の状態が続き、虫歯になりやすくなるため、できるだけ3度の食事をしっかりとり、間食の回数を減らしていきましょう。

それから、飲み物にも気をつけていきましょう。暑い夏、水分補給にはジュースや炭酸飲料水は極力控え、水やお茶、牛乳などを中心にとるように心がけましょう。

時間をかけ、良く噛んで食べる習慣もつけるようにしましょう。(良く噛むことによって唾液が出て、口の中をきれいにしてくれます)。

 

虫歯は生活習慣病の一つであるとも言われています。人は生まれた時から、どちらかと言うと甘いもの好きだそうです。小さい時から甘いものを口にする回数が多いと、どんどん甘さの濃いものを要求するようになり、甘い物好きがエスカレートすると言われているので気をつけていきましょう。