タバコによる危険性について

こんにちは!

大郷町歯科医院衛生士の千葉です(^o^)/

5月末頃から急に夏のような暑さが続いてますね!4月はまだ雪が降っていたのになんだか不思議な気持ちです(°°)体もまだ暑さに慣れていないので、熱中症には十分に気をつけて行きたいですね!!(>_<)

さて、今回はタバコによる危険性についてお話をさせて頂きます!

タバコが体に悪影響を与える事は、みなさん十分ご存知かと思いますが、歯周病とも大きな関わりがあります。

平均的な喫煙者は、タバコを吸わない人と比べて、3倍も歯周病にかかりやすく、また、2倍も多く歯が抜けているという報告があります。

タバコが口腔内に与える悪影響として、

・ニコチンの血管収縮作用

・歯を支えている歯を溶かす

・歯肉の繊維化

・白血球の機能の抑制

・歯肉の修復機能に対する悪影響

などが挙げられます。

タバコを吸わない人の歯肉は、ピンク色で柔らかいのに対し、タバコを吸う人の歯肉は、黒みがかり、ニコチンにより血管が収縮され、血が通わなくなり、歯肉がかたくなっています。歯肉に炎症があっても血管が収縮されているため、一見、腫れや出血などの症状も出にくいので、歯周病に罹患していても気づくのが遅れます。また、酸素や血液が上手く届いていないので、白血球の機能が抑制されてしまい、炎症の治癒にも時間がかかってしまうのです。

このように、タバコは歯周病を悪化させてしまう、大きな原因の1つと言えます!

もちろん歯周病以外にも悪影響はあり、口腔ガンの原因の1つにもなり得ます。

胃や肺と同じように、口の中(舌や頬)にもガンは発生します。喫煙、強アルコール性飲料、不潔な口腔環境、合っていない入れ歯などが関係しています。毎日タバコを吸っている人は、吸わない人に比べて2.57倍も口腔ガンにかかりやすくなるそうです!その他、肝臓ガン、食道ガン、胃ガン、胃潰瘍、気管支喘息、気管支炎などの危険性も高くなります。

1日平均5本しか吸わなくても、死亡率は2.2倍になるそうなので、あまり本数は関係なく悪影響は大きいようです(^_^;)!

また、タバコを吸い始める年齢が若いほど、成長途中の細胞が多いため、死亡率やガンになる確率が高く、ヘビースモーカーにもなりやすいそうです!(>_<)

ざっとお話しただけでも、タバコがどれだけ体に悪影響があるかを感じられたかと思います。ご自身の体のこと、受動喫煙による家族や周りの人への影響も含めて、禁煙を考えて頂ければ幸いです(^^)!