健康について 排泄編

皆さんこんにちは大郷町歯科医院、院長の嶋です。

突然ですが皆さんは野球は興味はありますか?実は最近野球に興味を持っています。
野球と言っても観戦の方です。そう宮城にいるので東北楽天ゴールデンイーグルスに興味があります。最近調子が良くなってきて現在は2位になってますね。

特にお気に入りの選手は・・・やっぱり嶋選手ですね。名前が一緒なのもありますがファンを大事にする嶋選手には憧れもありますね。このまま一気に優勝して欲しいですね。

さて今回も引き続き健康についてお話しして行きますが今回はその中でも排泄についてお話しして行きます。

排泄には大きく分けて排便と排尿があります。

まず排便に関して言うと汚いことではありますが健康のバロメーターとしても重要な役割を担っています。

便意はS状結腸に溜まった便が直腸に下降してきた時に直腸壁の圧センサーを刺激し脊髄の排便中枢に情報が送られ、さらに脳の前頭葉に達することで便意を発生される仕組みになっております。自分はお腹で感じていると思っていたのですが脳の前頭葉で感じているんですね。

そして排便ができる条件が整ったら前頭葉は2つの所に命令を出します。
一つは外肛門括約筋を緩める指令と腹圧を上げる働き、いわゆる「いきみ」を発生します。

ここで排便する時の姿勢なんですが座位でするのと寝たきりでするのとだと出す力が違うとの意見があります。座位ではお腹が自然と下を向く為腹圧を軽くかけれる。しかし寝たきりだとお腹は真上を向いており、腹圧の上昇が出来ず便が押し出せずらい体制になっています。ましてや高齢者でお腹の筋肉がよっぽどない限り自分では出せなくなっているのも仕方がない結果だと感じます。

また女性にも多く見られるが、高齢者でも便秘が多く見られます。医学的な定義は3日間排便がない場合を言います。特に高齢者だと1週間程度排便がない事もザラだと聞きます。その為下剤を用いて排便することがありますが、出来れば使用しないで排便させたいものです。

その便秘の原因は老化と水分不足と運動不足と腸内環境の悪化が原因と言われています。

老化は止めることができないのでその他のところを見ていくと、水分不足は単純に便を硬くしてしまいます。その次の運動不足は全身の代謝を上げる事によって消化器官の機能も活発化させます。生活習慣病になる第一歩も運動不足からだと言われています。

そして最後の腸内環境の悪化は最も有力な原因になります。この腸内環境を整えないで無理に下剤などで排出してしまうと大腸機能を壊してしまいかえって腸内環境を悪化させてしまいます。

体の為にも下剤を使用しないで自然な排便を心がけたいものですね。

【参考文献】 新版 介護基礎学 高齢者自立支援の理論と実践  著者 竹内 孝仁   医歯薬出版株式会社