健康について

皆さんこんにちは、大郷町歯科医院の院長、嶋です。

最近は気温の温度差が激しくて服の調整が難しくなってましたね。午前中は晴れてて暖かいと感じてても夜になると雪が降ったり、上着を一枚余分に持って出かけないと風邪をひいてしまいますね。体調管理にはくれぐれも注意してください。

今回は少し健康についてお話ししたいと思います。

その中で自立支援介護の基礎についてお話しさせていただきます。

高齢者のケアには基本的な4つのケアがあります。
その4つとは「水分」「栄養」「運動」「便通」です。

目安は「水分」は1日1500ml、「栄養」は1日1500kcal、「運動」は一日2km、「便通」は3日以内の自然便通です。

 

これら4つは「健康」を支えている柱のようなもので、それぞれ水分は心身の活動性そのものを支配する物質で、栄養は活動力の源泉、運動は活動そのものと、その維持や向上のために不可欠なもの。便通は消化器機能を反映している。

 

この4つは互いに強く影響しあっている。例えば水分が不足すると体が動かなくなり食欲低下、便秘を引き起こす。なのでこれら4つが全て大切な要素となっている。

 

特に水分は非常に高い重要な要素となっている。
実際自分もダイエットを行う時に1日約2〜3ℓの水を摂取した経験がある。水分と言ってもカフェイン等をを含まない飲料水、主に水を飲むことを勧める。なぜかと言うとカフェインが入っている飲み物は利尿作用が働き飲んだ水分以上に出て行ってしまう。

 

水は生命の源とも言われるように生きることには欠かせないものであるが、体内の総水分量は乳幼児だと体重の80%、成人だと体重の60%、高齢者だと体重の50%しかない。

 

この中で1日の水分の出入りを説明すると出ていくものには尿1500ml、不感蒸泄が700〜1000ml、便200〜300ml出て行き、入ってくるものに飲水1500ml、食事700〜1000ml、燃焼水200〜300mlとされている。日中は細胞も活性化しているので水分の出入りも多い。

 

しかし夜間など睡眠中はどうだろうか?よく寝れないとか寝付きが悪いとか言う人がいるが、そう言う人達ははたして水分を1日どのくらい摂取しているのだろうか?だいたい1日の水分量が1500ml以上の人だと良眠、熟睡ができるとの報告がある。よく眠れないと言う人は是非やってみてください。

 

次回はもう少し水分ケアについてお話しさせていただきます。

 

【参考文献】 新版 介護基礎学 高齢者自立支援の理論と実践  著者 竹内 孝仁     医歯薬出版株式会社