噛むことの大切さについて

こんにちは!大郷町歯科医院の大杉です!

 

皆さんは”健康寿命”という言葉をご存知ですか?

元気に自立して過ごせる期間の事をいいます。

最近メディアでも少しずつ聞くようになった言葉ですよね!

 

健康寿命は男性だと寿命より約9年、女性だと約12年も短いそうです。

 

日本は世界一の長寿国です。でもただ長生きすればいいという訳ではありませんよね。

出来るならいつまでも健康でいたいというのは全ての人の願いだと思います。

 

近年、いろいろな研究から噛むことが健康に良いと分かってきました!

 

よく噛むことは大脳のはたらきを活発にします。噛むことによる刺激がアゴの関節や、その付近の口を開閉するさまざまな筋肉の感覚に働きかけ、大脳皮質を刺激します。

さらに覚醒中枢である脳幹網様体というところにも伝わり、脳の活動を活発にします。

 

また、よく噛んで唾液をたくさん出すことは唾液ホルモンに含まれるNGFと呼ばれる神経の成長を促進させるホルモンを分泌させるのです。

このことからも脳細胞に良い影響を与え、ボケなどを防止すると言われています。

 

噛むことはもちろんお口の健康にも良いのです。

よく噛むことで唾液がたくさん出てきます。この唾液は酸性になった口の中を中性に戻す役割があり、歯の表面が酸で溶けること(虫歯)を防ぎます。再石灰化を助け、COと呼ばれる初期虫歯を健康な状態に戻す作用もあります。

 

その他にもこんないいことが…↓

  • 肥満を防ぐ
  • 発がん性物質を分解し、動脈硬化を防ぐ
  • ストレスをコントロールし、イライラを防ぐ
  • 若返りホルモンと呼ばれるパロチンというホルモンが多く分泌され、

血色の良い張りのある肌をつくる

(パロチンは唾液に含まれるホルモンです)

 

食事の時はよく噛んで、健康寿命を伸ばしましょう!

 

そして、よく噛んで健康でいるためには噛める歯が必要です。

今ある歯を大切にしていきましょう。

 

高齢者の歯を失ってしまう多くの原因は歯周病です。歯周病は痛みがなく進行してしまう病気で、気がついた時には歯を抜かないといけないという方が多くいらっしゃいます。

 

歯周病の原因は細菌です。ご自宅でのブラッシングを念入りにしていきましょう。

 

ですが排水溝につくネバネバのようなバイオフィルムという細菌の膜や、プラーク(歯垢)が固くなって出来た歯石は歯磨きでは落とす事ができません。

今ある歯を長く使うためには、定期的なメインテナンスが必須となります。

 

当院は定期管理型の歯科医院として、メインテナンスに重きをおいています。

皆さんが健康寿命を長く過ごすためのお手伝いをさせていただきたいので、是非一度ご相談してみてください。

 

また、歯がなくなってしまった方には歯を補う治療が必要となりますので、お気軽にご相談ください、