姿勢について

こんにちは、大郷町歯科医院、院長の嶋です。

2月もあと少しですが皆さんは風邪やインフルエンザは大丈夫ですか?自分は予防を大切にしてうつらないように頑張っております。

特に手洗いはやっておりますが洗いすぎて手が乾燥してきています。保湿をしっかりして手荒れも予防していきましょう。

 

さて今回は食べる時の姿勢について話していきます。
皆さんは何気なしに椅子に座って食事したり、正座や胡座をかいてして食事したりしていますよね?
これがもし車椅子のままで食事をしたらどうでしょう?施設ではよく見る光景です。

 

何が違うかというと足底がしっかり床について腰も直角になっているかという事です。

 

背中が曲がった状態では胃が圧迫されて食事が十分入って行かず、胃液の逆流が起こると言われています。
この逆流は食堂に炎症を起こし胸焼けや食欲不振の原因にもなります。
唇が上になるような姿勢だと水や食べ物が重力の影響で喉の方に落ちてしまいむせの原因になります。
正しい姿勢はというと足を床につけて背中をまっすぐにして顔は上向きにならないようにして食事をする状態です。
こうすることで少しでもむせなくなっていきます。

 

常食にして姿勢を正して自立して食事をしていく。

 

健常な方なら当たり前のことかもしれないけど少しづつ出来なくなっていきます。
できることからこつこととやっていけば良いと思います。

 

食事をするときには姿勢を気にして楽しく食事をしましょう。
また、食事をするときにも歯が痛かったり、入れ歯が合わなかったりしたら、美味しい食事も台無しになります。
お口のことなどわからないことがありましたら、お気軽に当院にご相談ください。
お待ちしております。

 

【参考文献】 自立支援介護ブクレット④「食事」 著者 竹内 孝仁   筒井書房