黒川郡大郷町の歯科

指しゃぶりと歯並びの関係について

こんにちは。大郷町歯科医院、歯科衛生士の高橋です。

 

2019年がスタートしましたが、皆さんはどんな一年にしようと思っていますか。私は10個の目標を立てました。一つでも多く目標を達成出来るように頑張りたいと思います。

 

空気が乾燥しているせいでしょうか、風邪が流行っているようです。「インフルエンザにかかった。」という話もよく聞くようになりました。受験のシーズンでもあります。どうか体調管理には十分気をつけましょう。外出時のマスク、帰ってからの手洗い・うがいを行うなどして予防対策をしっかり行ってください。

 

さて、今回のブログは「指しゃぶりと歯並びの関係」について書かせていただきます。

 

はじめに、赤ちゃんはどうして指しゃぶりをするのでしょうか。

 

指しゃぶりは本能的に行われる行動で、お母さんのおなかの中にいる時から始まっています。「吸啜(きゅうてつ)反射」と言われ、口の周りに触れたものを吸う動作のことを指し、生まれた後に赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶でミルクを飲むために必要な行動となります。

確かに、考えてみればお母さんのおなかにいる赤ちゃんの写真などで指しゃぶりをしている絵をよく見かけますよね。

 

次に、その指しゃぶりが歯並びとどう関係するのかについてお話します。

 

指しゃぶりは、赤ちゃんがおもちゃやほかのことに興味を持ちだす1歳過ぎぐらいから自然消滅していくと言われていますが、指を入れていることで歯が押されてしまう可能性があるなどの理由から、歯並びに影響を及ぼさないためにも乳歯列の完成時期でもある3歳ごろまでには、卒業出来ることが望ましいと思われます。

 

永久歯が生え始めても指しゃぶりを続けていた場合、もたらされる歯並びへの影響としては以下のようなことが考えられます(状態や頻度によっては全く影響が出ない場合もあります)。

 

①前歯の噛み合わせが悪くなる(奥歯で噛んだ状態でも前歯に指が入るくらいの隙間ができる)

②出っ歯になる

③奥歯が横にずれる

 

①、②、③の影響で口呼吸や発音が上手くいかなかったり、噛み合わせが上手くできなかったり等の症状も出ます。

「指しゃぶり」は本来であれば、年齢と共に自然消滅していくものであるため、永久歯が生え始める時期でも続いているような場合は、「寂しさ」や「要求が満たされない」・「心が落ち着かない」・「不安がある」等の心理的なことが原因と思われますので、無理やりやめさせることはせずに原因を究明し、少しずつ解決してあげることが大切だと思われます。

 

お子様の歯並びで少しでも不安がある場合は、歯科医院で相談してみてください。

 

【参考文献】

熊谷崇・秋元秀俊(2003)『「歯科」本音の治療がわかる本』法研.